2012年7月1日から全国的に「生レバー」の提供が禁止されました。危険な細菌が発見されたという「紙の上での理由」だけで、数十年間「実際に死亡事故が起きていない」にも関わらず禁止するというのはおかしな話だと私には感じられます。例えば医薬品なら、紙の上では副作用が案じられても「一定期間の実地テストで合格すれば認可」されます。医薬品と食品は違うのかも知れませんが、この事例に照らし合わせると数十年間重篤な事故が起きていない生レバーの禁止は納得できません。偉い先生が「危険」と言っただけで、経験的に安全が確立している生レバーを自己責任で食べる喜びを奪う権利が許されるのでしょうか?
逆に実際に大事故が起きているにも関わらず、研究機関が「紙の上で安全」と見なせば、原発を動かしてかまわないというのも、おかしな事です。酷い「身内びいき」に感じるのは、私だけでしょうか?
私達の身近にもおかしな法律が作られようとしています。それは、ダビングについての新しい法律です。DVDやコピーガードされたCDを「無理矢理コピー」するのは違法でも良いと思いますが、罰則は「そういうソフトを配布するサイト」や「違法ダウンロードを放置しているサイト」に課すべきだと思います。一般民衆をキツイ罰則で「脅す」のはどうかしていると思います。まるで、弱いものいじめのようです。
他方レンタルCDの「コピーが許される」のは、どう考えてもおかしいのではないでしょうか?レンタルCDをコピー(もしくはリッピング)して、それを音源として聞いている方はかなり多いと思いますが、これは明らかに違法です。コピーやダウンロードに対する規制がCDやDVDの売上を回復させるためならば、他に方法はいくらでもあるはずです。一番良い方法は「自由競争を阻害している著作権団体を解体する」ことかも知れません。そうすれば、売れ筋のJ-POPも輸入CDソフト並みのアルバム千円台/1枚の価格が実現するでしょう。
現在、逸品館のアマゾンストアではEMIなど有名レーベルのクラシックCD/SACDハイブリッドソフトを千円/1枚以下でご紹介しています。これくらいのバリューになれば、CDはもっと売れそうに思います。
話は本題に入ります。先月末に「ルームアコースティック」のページを作成しました。適切な音響パネルを適切な位置にお使い頂ければ、スピーカーの音質を飛躍的にアップグレードすることができる「ルームアコースティックの調整」ですが、文字や画像だけではその効果と使い方の訴求が難しく、今までその素晴らしさをお伝えすることができませんでした。
しかし今回、逸品館が得意とするUstreamを使い、ヤマハの音響パネル「ACP-2」とKriptonの音響パネル「AP Series」の詳しい説明ページを動画音声入りで作ることができました。是非、Ustreamでパネルのあるなしや設置場所による音の違いをご体験くださいませ。また、誰でもが行える簡単で確実なルームアコースティックの改善方法として、逸品館がかねてからお薦めさせていただいている音響パワーイコライザー Real Sound「Apeq-2」の効果もこの動画で取り上げてみました。これから時間ができるシーズンに、ルームアコースティックの改善に取り組んでみられませんか?