逸品館メルマガ318「スポーツにまつわる、ちょっといい話」

すでにご存じだと思いますが13日には、アルペンスキー回転座位競技で鈴木猛史選手が金メダルに輝きました。この日は彼が小学生の頃に交通事故で両足を切断しなければならなかった悪夢の日。それから17年で金メダル授与。諦めない長い努力の日々を考えると目頭が熱くなります。

パラリンピックで忘れてならないのは、周囲の暖かいサポートです。特に義手や義足メーカーなどが生み出す優れた補助具の働きは大切です。日本人が得意とするおもてなしの心、手先の器用さを発揮するのに最適な補助具作り。その能力は、将来有望なロボット産業に遺憾なく発揮されることでしょう。

このパラリンピックのTV中継はNHKとスカイパーフェクのみで民放では行われていません。最近は良い話題ばかりではないNHKですが、こういう時には拍手を送りたくなります。

ピュアな感動と言えば、私が大好きなモータースポーツの世界でもちょっぴりいい話がありました。関西・尼崎出身の元F1ドライバー「小林可夢偉選手」は一昨年ザウバーで好成績を収め、さらに良いチームのシートに恵まれると思われていましたが、残念ながらスポンサーに恵まれずシートを失いました。彼のチームメイト「セルジオ・ペレス」が良好なスポンサーに恵まれ、昨年TOPチームの「マクラーレン」から参戦したことと対照的でした。

しかし、フェラーリの総帥にその才能を見込まれた彼は、昨年F1ではなかったですが、フェラーリチームからレースに参戦し好成績を収めます。その能力が認められ今年も引き続きフェラーリからオファーがあったのですが、彼はそれを断って、彼を応援するファンから募った募金の約2億円弱を持参し、去年一ポイントも取れなかった最下位チーム「ケータハム」へ無報酬で自分を売り込みました。

それが認められ「小林可夢偉選手」は、明後日3月16日にケータハムから、F1に復帰します。F1という世界最高峰のレースではTOPになれないけれど、安定した現在と未来が保証されるチームのオファーを蹴ってまで、彼が挑戦したかったものは何でしょう?彼の挑戦の結果は、吉と出るか?凶と出るか?そのレースの模様はBS181で放映されます。安定した収入と名声が得られるフェラーリチームのオファーを蹴り、自分の信じる道、ファンの思いに応えられる持ちを進む彼の生き様に興味を引かれます。

毎日を違ったものにしてくれる「ピュアな感動」を与えてくれるのは、スポーツだけではありません。音楽、そしてオーディオもまたしかり。そういう仕事に携われることを心より嬉しく思い、またそれを正しく伝える責任の重さを痛感します。

☆Webに製品テストを掲載しました。
一連のテストは連続して行いましたので、すべてのレポートに目をお通し戴ければより詳細な情報をお伝えできると思います。掲載順とは異なりますが、レポートを書いた順にテストをご紹介いたします。
・Marantz SA8005、PM8005、audioquest Red Rever、Mackenzie、Yukonの音質テスト。
http://www.ippinkan.com/marantz_audioquest.htm
・JBL Studio2 Series音質テスト
http://www.ippinkan.com/jbl_studio2_series.htm
・ELAC FS407/BS312、AET/AIRBOW スパイクスパイクベース音質テスト
http://www.ippinkan.com/elac_fs407_bs312.htm
・Focal New Chorus 700 Series 音質テスト
http://www.ippinkan.com/focal_new_chorus_700_series.htm
・Burson Audio Soloist/Timekeeper 音質テスト
http://www.ippinkan.com/burson_timekeeper.htm

カテゴリー: メルマガ, 社長のうんちく パーマリンク