逸品館メルマガ362「2015年8月28日号」

13日に関根麻里さんのご主人、J-POP歌手の「Kさん」の番組、CS「ミュージックJapan TV K Special」(9月16日放送)の収録に合わせて、TAD Reference Systemを念入りにチューニングし素晴らしいサウンドが実現したとお伝えしました。
番組紹介ページのカラー写真でKさんが座っているのは、おなじみのあの「椅子」です。

そして収録から、たった4日後のお盆明け17日に聞くと、全く何も変えていないのに低音が全然出ず、高域がキンキンとやけに耳に付いてさんざんな音だとお伝えしました。この点をR1の設計者「長谷」さんに尋ねると、それは「湿気のせいだ」と返答頂きました。

普通スピーカーが湿気ると高音が出なくなって、音が丸くなります。TAD R1が湿気ると、その逆に低音が出なくなります。それは、キャビネットの変形を極力抑えているため、湿気で空気が膨張しようとしても、変形が許されずキャビネット内に空気が膨らもうとする応力がかかり、キャビネットの自然な響きが阻害されるからだそうです。TADでは湿度の多いときと、乾燥しているときの「R1 Mark2」の自重の違いも測定していたそうです。ここまで音質と製品の品質にこだわりを持ち、それを科学技術的に解析しているメーカーが、他にあるでしょうか?

けれどスピーカーの理想を極限まで追求した「R1 Mark2」は、同時に難しいスピーカーでもあります。それが本当に鳴りきったとき!世界で最高の音質が実現することを体験した人は、世界広といえどもまた100名に満たないと思います。明日は、日本が世界に誇るその歴史的なオーディオの高音質の「証人の一人」になれる大チャンスです!

これほど高い装置がイベントで「売れる」とは、さすがに思っていません。けれど、あなたがまだ聞いた事のない、オーディオの神髄を日本のメーカーが世界で唯一実現していることを、お伝えしたいと思うのです。私はミュンヘンで1億円を超える海外のスピーカーを複数聞きましたが、今回お聴かせする「R1 Mark2」の音とは、まったく勝負にならないと思います。

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