逸品館ブログをご覧の皆様、こんにちは。
逸品館、木村でございます。関西地方は梅雨を通り越して
もう夏真っ盛りという感じですが、皆様は如何お過ごしでしょうか。
今回、ご紹介させていただきますのは、少し珍しい
デジタルドメイン社製のパワーアンプB-9 中古販売価格¥68,000-を
紹介させていただきます。
デジタルドメインといえば、SITを使用したパワーアンプB-1aが有名ですが
このモデルは通常のトランジスタを使用しているもののICを使用しない
ディスクリートのこだわりの設計となっております。
フロントパネルもなんとなくB-1aと似通った雰囲気で弟というより
末っ子という感じでかわいらしい雰囲気です。
外観はリアパネル以外はアルミ仕上げの美しい仕上がりです。
リアパネルは電源のインレットの他、入力端子とスピーカーターミナル、
モード切替スイッチがあるだけのシンプルな構成です。
ソース、機器にはプレーヤーとしてAIRBOW MSS-i5/MsHD 6.7と
HD-DAC1/SPをUSBで接続しMSS-i5/MsHD 6.7に搭載の
高音質プレーヤーソフトHQplyerでCDをリップした音源を
再生する方法で試聴を行いました。
HD-DAC1/SPとB-9との接続はHD-DAC1/SPの可変
アナログ出力を使用しB-9のボリュームをMAXにし
HD-DAC1/SPのボリュームで音量のコントロールを行っています。
こうする事によって、HD-DAC1/SPのリモコンのボリュームで
音量をコントロールする事が出来ますので、かなり便利に
お使いいただけます。
尚、B-9及びHD-DAC1/SPの下にひいてあるボードは
AIRBOWの新製品WFB-A4HDになります。
耐重量が強化されこれくらいの重量の機器に使用では
全く問題なく使用できます。
MSS-i5/MsHD6.7の下にひいてあるボードは
WFB0115-1になります。こんな小さなボードですが
驚くほど効果があります。MSS/MSPシリーズをお持ちのお客様
及びこれから購入を検討したいと考えていらっしゃるお客様は
是非ご購入をご検討下さいませ。
尚、写真ではスペースの都合上、HD-DAC1/SPの上に
MSS-i5/MsHD6.7を設置しておりますが、放熱にはあまり
良くはありませんので、皆様が御使用の際には上には機器を
設置しないようにお願いいたします。
試聴に最初、1号館常設のIMAGE11KAI3を使用しました。
B-9は出力が7.5W+7.5Wステレオと真空管シングルアンプ並みの
出力しかありませんので、これくらいがベストなのかなと思ったからです。
聞いてみて驚きました。凄く音離れがよく出力が7.5Wしかないとは
思えない雰囲気なのと、いわゆる300Bなどの3極管を使用した
真空管シングルアンプとは真反対のハイスピードで高解像な
音質が特徴的だと思いました。
想像以上に音離れが良くハイスピードでしたので試しに
スピーカーをaudio proのFS20に切り替えてみたところ全く問題なく
流石にフルオケのシンフォニーは難しいかなと思いましたが
かなりの大音量でも問題なく再生できるは驚きでした。
またATCのSCM11でも聞いてみましたが、流石にボリュームを
1時位まで上げないとFS20と同じ音量で聞けなかったので辛い面も
ありますが、かなり音離れが良い印象でB-9は絶対的な出力は
小さいもののスピーカーを駆動するドライブ能力は非常に高い
印象を得ました。B-9自身がかなり小型ですのでブックシェルフ型
スピーカーと組み合わせてディスクトップ試聴システムを
作ってみるのも良いのではないでしょうか。
今回のデジタルドメインB-9は中古での入荷となっており
1点物になりますので、気になる方はメールより
1号館06-6644-9101までお電話下さいませ。
何卒よろしくお願いいたします。
それではまたお目にかかりましょう。逸品館、木村でした。