「ortofon SPU#1E」を「DENON DP-500M」に取り付けてみました。

寒波で雪のちらつく大阪ですが、皆様のお住いの地域は大丈夫でしょうか? どうも~高見です。

昨年夏の発売後から全国で大ヒット商品となっているオルトフォンの伝統的なMCカートリッジ「ORTOFON_SPU#1(ナンバーワン)」ですが、代表の試聴レポートでも高評価を得て在庫を拡充し、さらに当社でも販売数を増やしております。

当時を思わせる図太いサウンド、豊かな低域、かつての「オールドサウンド」に最大限こだわった完璧なまでの「THE SPUサウンド」が、5~6万円クラスで購入可能です。

しかし、「SPU#1シリーズ」は自重が30gあるため、価格にあわせた10万円クラスのアナログプレーヤーはもちろん、多くのプレーヤーではそのままではご使用できません。

先日「DENON_DP-500M」にデノンの人気モノラルカートリッジ「DL-102」を取り付けるご相談を戴きましたので、アームの仕様が同じ「DENON_DP-1300MK2」用の重量級カートリッジ用ウエイト 「ACD-45-N 」を取り寄せ、あわせて「SPU#1E(楕円針)」が取付可能かをチェックいたしました。

専用の重量級カートリッジ用ウエイト「ACD-45-N 」は、パーツ扱いのお取り寄せ品でメーカー希望小売価格8,000円(税別)、ウエイトは「20~28g用」と「26~37g用」が各1個同梱された2個セットでご注文可能です(納期に5~7日程度のお時間を頂戴いたします)。※WEBでご注文の場合は、メモ欄に追加希望のお問い合わせをお願い致します。

 

DP-500M」は適合カートリッジ重量が「14.0~20.0g(ヘッドシェルを含む)」ですが、「20~28g用」の重量級ウエイトを使用すれば、自重13gの「DL-102」と自重10gの純正ヘッドシェルや、お薦めの重量10gのヘッドシェル「audio-technica_MG10」などと組み合わせても、「DP-1300MK2」と「DP-500M」のいずれも取付可能です。 ※モノラルカートリッジ「DL-102」使用時は、2ピンタイプのモノラル用リード線への変更がお薦めです。必要な場合は、こちらの商品(※)をご注文下さい。※「BELLDREAM_BD-ML43」 メーカー希望小売価格:3,000円(税別)

それではまず、「DP-1300MK2」のウェイトを「26~37g」用のヘビーウェイトに交換し「SPU#1E(楕円針)」を取り付けてみました。

 

 

 

 

 

 

 

アームの水平調整を行い「SPU#1E」の適正針圧4.0gに設定し、鳴らし始めるとべースモデルに付属してあった「DENON_DL-103」より明らかに厚みのある密度の濃いSPUらしいサウンドを楽しめました。

次に下位モデルの「DP-500M」も「26~37g」用のヘビーウェイトに交換し「SPU#1E(楕円針)」を取り付けてみました。

 

 

 

 

 

 

「DP-1300MK2」のゴールド色のアームと違い、「DP-500M」のトーンアームはシルバー色になるので、ウェイトを変更すると色は違いますが、「DP-1300MK2」と同様に「SPU#1」を使用することが可能です。 また「DP-1300MK2」より本体幅と奥行の短い「DP-500M」ですが、付属より大きな重量ウェイトを使用してもダストカバーへの影響はありませんでした。 「DP-1300MK2」との音質差も少ないので、「DP-1300MK2」より販売数の多い「DP-500M」との組み合わせは、非常に有意義な結果になりました。

逸品館では10万円前後のアナログプレーヤーは、ベルトドライブのトーレンス製品をお薦めしてきましたが、ダイレクトドライブの製品ならカートリッジ交換も容易で、ジャンルや曲に合わせたカートリッジを楽しむ事ができるのもアナログの魅力です。

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