CEC TL3 3.0でアリプロを聞く

逸品館ブログをご覧のみなさま、こんにちは。 約2週間ぶりの登場となります、逸品館、木村でございます。 今回はCECの新作ベルトドライブCDトランスポータ TL3 3.0をご紹介させていただきます。 販売価格はお問い合わせ下さいませ。 前回モデルのTL3Nとの大きな違いはやはり 88.2Khz及び176Khzへの(2倍4倍)アップコンバート機能 が備わった事でしょうか。 テストしているとベルトドライブが従来苦手としていた 激しいロックやスピード感・疾走感のあるシンセサイザー サウンドも問題なく再生してくれそうな印象を受けましたので 私が昔から良く聞いているALIPROJECT(略してアリプロ)の アルバムでテストしてみました。 テストに用意したのは下記の2枚です。 DALI 何を隠そう私が初めてアリプロを 知ったのはこのDALIです。 聞いたのは小学生の頃と言うと年が バレそうですね。 このアルバムの中より、冒頭に 後藤龍伸さんの弾く鮮烈なるバイオリンが 入っているヴェネツアン・ラプソディーを 使用しました。この曲は「OLくらぶ」 というテレビ番組のエンデングテーマ だったそうですが、見た事あるかたいらっしゃいますでしょうか。   2枚目は少し新しくて2008年発売の 禁書です。なぜこのアルバムを 選んだかと言いますとNHKホールでの ライブを見に行ってよく音を記憶 しているからでしょうか。 この禁書(きんしょ)より 疾走感がすばらしい神風(神風特攻隊の神風です)と 逆相を多用したトリッキーな薨 (そう。王やそれに近いくらいの人が 亡くなった時に使う言葉だそうです)を選びました。   DACにはAIRBOWのHD-DAC1/SP(販売価格180,000-) を使いアンプはPM-14S1/Master(販売価格360,000)(完売いたしました) を使用しスピーカーにはFOCAL Aria926 という逸品館1号館店頭の常設システムを 使用しました。   またTL3 3.0にはウェルフロートボード WFB0190-2(販売価格39,000)を 使用しています。 また、CECのベルトドライブ機で 外せないのがAIRBOWの高音質 スタビライザーSTB-1 (販売価格16,400-)です。 純正と比較しましたが、 STB-1を使用する事により 音の抜けはもちろんの事、 立体的空間が広がる事が確認できましたので、 試聴は主にSTB-1を使用して行いました。   長くなってきたので、簡潔にまとめますが 88.2Khz、176Khzとアップコンバートするにつれて 疾走感というかスピード感がよくなってくる印象を 受けました。アップコンバートなしだとゆったり しているなと感じたのが、88.2Kで少し早く 176Kで更に早くという印象で、TL3 3.0の 176Kで聞くアリプロはダイレクトドライブ機で 聞くアリプロと遜色がない印象を受けました。 ただ、ギスギスしてなくて聴きやすいのは 流石ベルトドライブだなぁという感じなのですが アップコンバートしていくと厚みが僅かですが 後退していってしまうので、STB-1のベルトを 外してテストしたところ上ベルト外しが一番 スピード感を残しつつ程よい厚み感が出るようです。 STB-1はかなり効果が高いので、TL3 3.0を 購入時には是非セットでご購入下さいませ。 それではまた逸品館ブログでお目にかかりましょう。 逸品館 木村でした。

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