社長のうんちく」カテゴリーアーカイブ

逸品館メルマガ263「オーディオの楽しさと喜びとは」

大阪市長「橋下さん」の出生の記事で、橋下氏が朝日新聞と揉めているようです。この議論を見ていると、終始ガラス張りの状態で主張を行う橋下氏に対し朝日新聞側の主張がどうもハッキリしません。これは、今の日本の議論のあり方を象徴しているように思います。 今の日本で繰り広げられる多くの議論は「相手を負かす(論破する)」ことしか年頭にないように思えます。どちらが白か黒か?決着を付けるのが目的に思えます。本来は知恵を出し合って内容を高めるのが筋だと思うのですが、揚げ足の取り合いを続けるだけでまったく前に進まないし、内容が改善しません。 朝日新聞の姿勢は「負けるのを怖がっているだけ」のようにも見えます。確かに弁護士出身の橋下さんは弁が立つし、手強いと思います。しかし、同じ日本に住み国政を改善しようと考えるなら、きっぱりとした議論を展開すべきだと思いま す。 ハイエンドショウで逸品館は、ハッキリと主張します。それは、主張が正しいか?そうでないか?よりもホットな話題を提供することが目的と考えるからです。オーディオの考え方や音の作り方に、正解はありません。結果良ければすべて良し。それだけだと思います。政治もそうあって欲しいと願います。   さて現在年末恒例のDMに向けて、様々な情報を発信すべく「文章」を書いています。新しく書き下ろした文章もあれば、過去に書いた文章を編集したものもあります。10年以上前に書いた文章を書き直しながら、逸品館の主張の根っこは10年間でまったく変わっていないと感じています。つまり、10年以上前にたどり着いた結論が、今でもそのまま通用すると言うことです。ただし、それを実現するための道具(オーディオ機器)は、随分と洗練され進化しています。 年末に向けて書き下ろしている文章をこのメルマガで、分割しながら先行発信し ようと思います(バックナンバーは、読みやすさを考えて順序通りに文章を掲載します。そのため発信させていただいたメルマガとは順序が異なります)。   ———————オーディオの楽しさ、喜びとは?——————— 私は、自分が書く文章の中でオーディオを料理に比喩することが度々あります。例えば「味わい」という表現は、オーディオと料理に共通ですが、家電にはありません。オーディオは家電製品の枠を超えた高い趣味性や芸術性を持っています。そこが家電製品との大きな違いです。 美味しい料理を食べたとき、私達は幸せを感じます。良い音でよい音楽を聞いたときにも、私達は幸せを感じます。その充実感は例えようがないほど深く、瞬時に訪れます。その瞬間のために、我々は多大な対価を惜しみません。しかし、支払った対価に釣り合う喜びが得られなかったときの落胆も、喜びと同じくらい深く大きいものです。 このように料理とオーディオは似ていますが、根本的な違いもあります。料理は「作って貰う」もので、オーディオは「自分が作るもの」というのが一番大きな違いではないでしょうか?料理人は、それを食する人のために全力を尽くします。出された料理をそのままいただくことが、大切なマナーです。オーディオの音は、人に聴かせる物ではありません。購入したオーディオ機器を素材として、自分の音を作り出すこと。自分が聞きたい音楽を生み出すこと。それが、オーディオです。 美味しい料理を食べたとき、料理人のその技術を超えた想いに感動することがあります。良い音の出る機器を選べたとき、その機器を推薦してくれたアドバイザーやその機器を作った制作者に感謝を感じることがあります。逸品館はそういうお客様の「想い」に全力でお答えしたいと考えています。逸品館の「想い」から生まれたAIRBOWは、聞く人の心に感動を伝えるコンポーネントであって欲しいと願います。 オーディオから良い音を出したい。お気に入りの音楽をもっと感動的な音で聴きたい。その思いは私達も同じです。そして、その夢を叶えてあげたいという思いは、とても強いものです。「私達は、なぜオーディオがこんなに好きなのか?」、「どうすればオーディオの音を良くできるのか?」その答えが見つけられかるかも知れません。さあ、一緒に「オーディオ」をもっともっと! 大きく深く楽しみましょう。   次号に続く———————————————————————— ... 続きを読む

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逸品館メルマガ262「ハイエンドショウを振り返って」

年に一度の大イベント・ハイエンドショウ東京秋のデモンストレーションは無事終了いたしました。今年も多くのお客様にご来場賜り、感謝の念に堪えません。 今回のハイエンドショウを私なりに振り返ってみました。 「Stereo」 スピーカーの足下にボードを置き、インシュレーターを使うだけであれほどまで大きく音が変わるとは予想していませんでした。波動ツィーターやサブウーファー、ジャンパー線やRCAケーブルの追加や交換による音質改善もデモしましたが、いずれも「音源フォーマット(CD/ハイレゾ/DSD)」による音の格差よりも、遙かに違いが大きかったように思います。 ... 続きを読む

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逸品館メルマガ261「ハイエンドショウに向けての準備」

少しずつ涼しくなってきました。空気が乾いてすがすがしく、青空も高くなっています。明けて来月第一週の金曜日~日曜日には、東京有楽町の「交通会館」で逸品館も出展する「ハイエンドショウ」が開催されます。天気に恵まれると良いですね! ハイエンドショウでお聞きいただくためのソフトを買い集めています。といっても「お安いもの中心」ですが・・・。アマゾンでこんなソフトを見付けました。 3枚組で900円と格安ですが、パッケージ・音質とも問題ありません。エルビス・プレスリーは本格的なオーディオ機器でほとんど聞いたことがなかったのですが改めてその声の素晴らしさに驚かされました。伴奏の楽器の音もなかなか良い音質で収録されています。 さらに多くのお買い得ソフトは http://www.amazon.co.jp/?_encoding=UTF8&camp=663&creative=3407&linkCode=sb1&tag=ippinkan-22 こちらから入っていただいて、 「カテゴリー」で「DVD・ミュージック・ゲーム」から「ミュージック」を選択 開いたページの上部のカテゴリーで「バーゲン」を選ぶとご覧いただけます。 このソフトにかかわらず、CDはかなり安くなってきました。往年の名曲が安くてに入るのは嬉しい幸せです! リッピングデーターが増えて、システムディスクの容量アップをお考えなら、この外付けHDDケースが便利だと思います。 このケースに二つのHDDをセットすればシステム丸ごとコピーできるので、面倒な「HDD引っ越しソフト」が不要で便利です。ただし、お引っ越し後のHDDのパーティションは引っ越し前のHDDのままなので「パーテイションを操作するソフト」を使って、パーテイションを変更しなければ、HDDの容量は増えません。 このケースと次のHDDを買ってきて、ノートパソコンのHDD容量アップに使いました。320GBのHDDがほぼ満杯のデーターのコピーも早く(多分1時間ちょっとだったと思います)エラーも発生せず、お引っ越しは無事完了しました。 320GBのほぼ満タンのHDDから、8GBのSSDをキャッシュに使う750GB容量のハイブリッドHDDに交換したので、起動とアプリケーションの切り替わりのスピードアップは当然ですが、劇的に効果に満足です。 ... 続きを読む

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逸品館メルマガ260「2012年秋ハイエンドショウのメインテーマ」

今年大阪はゲリラ豪雨が全国最多で130回を記録しました。ゲリラ豪雨は、都会の排水設備の限界を超える雨量が短時間で記録されるため、思わぬところで浸水や冠水の被害が発生します。実際に知人の車が水に浸かってしまいました。   通常多くの保険は台風や地震などの天災時には不担保(保険が適用されない)です。ゲリラ豪雨も天災なので当然不担保だと思っていましたが、なんと今回のケースでは車両保険が適用されて車は無償で修理されました。まさに不幸中の幸い。このケースで車の自損時に適用される車両保険が、ゲリラ豪雨のような突発的な大雨では適用されることを知りました。水に濡れた車の修理代金は新車の半額を超えることも珍しくありませんので、ゲリラ豪雨などで浸水する恐れがある地域のお客様は、車両保険へのご加入をお薦めします。 本題に入りましょう。最近のオーディオニュースは「PC/ネットオーディオ」に活気があります。新しい技術なので当然ですが、「CDよりも音が良いハイレゾ音源」という文字が目に付きます。新しいものは古いものよりも良い。それが大量消費を前提とする資本主義の原則だとは言え、これはあまりにも偏った見解です。 ハイレゾ音源はCDよりもデーター量が多くスペックで優れるからと言うのが、その論拠ですが、デジタルの新規格が登場する度に、この空虚な言葉は幾度とな く繰り返されてきました。ハイレゾ音源はDVDオーディオとほぼ同じ音質ですが、現在DVDオーディオはほぼ完全に衰退しました。なぜでしょう?CDと比べて音質が悪かったからです。   データー的に優れるのに音が悪い。この矛盾をご説明しましょう。音の良い高級CDプレーヤーでCDを聞くときと、安いDVDプレーヤーでDVDオーディオを聞いた時の音質差はあきらかですが、それはデジタルのスペック(品質)よりもデジタルをアナログに変換する回路やアナログ増幅回路の方が、音質に大きな影響を与えるからです。   オーディオ機器ですらないPCでハイレゾ音源を再生しても、高級CDプレーヤーの音質に敵わないのもあきらかです。メディアや評論家は、すでに何度も繰り返されたこの「無残な結果」をまたしてもお忘れなのでしょうか? 高音質な装置で再生するCDは、安価な装置で再生するハイレゾよりも遙かに高音質です。そしてオーディオ装置をきちんと使いこなせたときの音は、メディアの種類にかかわらず、皆様の想像を遙かに超える音質です。 来月に開催されるハイエンドショウで逸品館は、「オーディオの原点」に回帰し「絶対的な良い音」をお聞きいただこうと考えています。 「オーディオの原点」それは、新しい技術でもハイレゾ音源でもありません。普段お聞きになるありふれた1枚のCDソフトから想像を絶する素晴らしい音を聞け た驚きと喜び、それこそが「オーディオの原点」、「感動の原点」のはずです。   百の言葉よりも、一つの感動。純粋に良い音に触れた感動の前で、虚構の言葉は価値を失います。今年も全力でデモンストレーションを行う、パワーアップした逸品館のブースにぜひお越し下さいませ。 ハイエンドショウは、10月5~7日の3日間、東京有楽町の交通会館で開催されました。http://www.hi-endshow.jp/ このイベントの録画はこちらのページからご覧いただけます。 ... 続きを読む

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逸品館メルマガ259「阪急メンズ館ナイトに機材提供しました」

今回は「関西」にお住まいの皆様へのご案内です。 梅田の「阪急メンズ館(旧ナビオ)」で9月4日... 続きを読む

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