社長のうんちく」カテゴリーアーカイブ

逸品館メルマガ045「「共振」から「共鳴」へ」

皆様こんにちは、ここ一ヶ月ほど、ダイレクトメールやホームページの更新に力を使いすぎたため、メルマガがお留守になり申し訳ございませんでした。今回は、「共振から共鳴へ」と題するコラムをお届けいたします。 「AMPZILLA 2000」を聞き「新レコード演奏家論」を読み、そして「Unison... 続きを読む

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ホームシアターファイル 42号「ピュアオーディオの「音質」をサラウンドに!」

よくサラウンドだから、AVだから音はピュアオーディオに叶わないという言葉を耳にします。果たしてそれは本当でしょうか?現実的に商品を見るなら、それは統計的に正しいと思います。しかし、技術的な根拠はありません。メーカーが「所 … 続きを読む

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StereoSound(ステレオサウンド) 163号「続・新レコード演奏家論を読んで」

先号の本誌広告に書いたように、私は菅野沖彦氏「新レコード演奏家論」に大いなる共感を覚えました。書には「映画」と「舞台」を比べる人はいないと書かれていました。レコード(録音音楽)とは異なり、映画はそれ自体が評価され撮影現場 … 続きを読む

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逸品館メルマガ044「逸品館の目差す音「相対スケールの正確な音」とは?」

TRIODEの真空管アンプTRV-35SEの改良モデルに取り組んでいます。真空管アンプは、パーツの数が少なくちょっとしたことでがらりと音が変わってしまいます。それが楽しくもあり、難しくもあります。TRIODEの真空管アンプは、初期の製品こそ少々安かろう悪かろう的なところもありましたが、最近のモデルは本当に良くできています。特に真空管アンプの心臓部である、アウトプットトランスの出来が良く、チューンナップのやりがいがあります。 現時点での音は、トランジスターアンプを越えるほどのハイスピード感とリジッドな低域、真空管ならではの透明感と広がり感を両立させた音ですが、ベースモデルと比べると中音の膨らみが少なく、良い意味でも悪い意味でも真空管らしくない音になっています。とはいえ、これはこれで素晴らしい音なのでこのまま行くか?あるいは、もう少し真空管らしい音にするか?悩んでいます。とりあえず、量産するにはパーツの手配に時間がかかるので、先にTRV-88SEの改良に取り組んで88SEが真空管らしい音になれば、35SEは、このままでも良いかと考えています。音を作りながらいろいろと考えを馳せるのは楽しいものです。お客様と同じ気持ちになれる一時です。 私がAIRBOW製品の音を決めているときに、最も大切に考えているのは「絶対スケールではなく相対スケールの正確さ」です。特にトランジスターアンプに比べると物理特性に劣る真空管アンプでは「相対スケールの正確さ」が非常に重要になります。これが崩れてしまうと、ソフトを選び楽曲を選ぶ、ピンポイントでしか通用しないアンプになってしまうからです。 私の言う「絶対スケール」とは、生の音にどれだけ近いかという音の指標を示します。いわゆるデーター的な「物理特性」がどれだけ生音に近いかという判断を示します。この指標で作られている製品の代表選手は、日本製品であり中でも「デジタルアンプ」などは、最も正確な「絶対スケール」を持っているのかも知れません。 これに対して「相対スケール」とは、聞いた感じが生の音にどれだけ近いかという音の指標と考えています。例えば、低音の遅いアンプがあったとしましょう。その状態で高音を普通の速度感にすると、ハイ上がりで高音のキツい音になってしまいます。低音がそれ以上早くならないなら、高音もそれに合わせて遅らせるべきです。全体の速度感がマッチしてくると、人間にはその方が自然に聞こえるのです。これが、私の考える「相対スケールの正確さ」です。 「相対スケール」には、速度感だけではなく言葉では説明できないとても多くの因子があります。大幅にスケールがずれているときには、どの部分がどれくらいずれているのかおおよその見当がつきますが、全体的にスケールが整ってくると、どの部分が狂っているのか明確には把握できなくなります。それは、製品の音が完成に近づいたことなのですが、実はここから完成に至るのが一番大変なのです。最終的な判断は、ソフトを変えスピーカーを変え、他の製品と聞き比べ、あるいはそれだけを数日間ぶっ続けで聞く、というようなテストを繰り返し相対スケールに狂いがないかを確認します。 相対スケールがバチッと決まると!それは自然で、聴き疲れしない、そして膚になじむような音になります。そうなるとしめたもので、音が聞こえるよりも先に音楽が体の中に流れ込んでくるようになります。「相対スケール」が完全に決まった製品は、環境の影響を受けづらくどんなところでもその真価を発揮します。逸品館が求める音、お届けしたい音は、そんなイメージの音です。 ... 続きを読む

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逸品館メルマガ043「新型アクセサリー「アーシングシステム」を発売します」

いよいよ梅雨入りですがAV機器の準備はOKですか?ジメジメした梅雨時には、空気の湿度が上がります。コンセント周辺の埃が湿気を帯び通電状態となると発熱し、最悪 の場合火災を引き起こします。これは、「トラッキング火災」と呼ばれ大変危険です。重い機材を動かすのは大変ですが、安全確認のためにもコンセント周りの清掃を定期的に実施するなどの方法で安全にはくれぐれもご注意下さい。 お待たせいたしました!AIRBOWより発売予告を行っていましたMETAL-SHEET専用「アーシングシステム」を2機種発売いたします。価格は、¥2,800(税別)です。 “MTA-A”は、METAL-SHEET0.6mm用に作られています。両面粘着テープ付きの銅箔をMETAL-SHEET0.6mmに張り付けて使いますが、METAL-SHEET0.6mm以外でもほとんどの金属製ボードに取付可能です。”MTA-B”は、METAL-SHEET1.4mm専用で、付属のネジを使ってMETAL-SHEET1.4mmに直接取り付けます。長さと材質を吟味して選んだアース線(MSU-095WEに採用している線材と同じものです)の先端には、鰐口クリップが付けられいます。このクリップを機器の金属部分に取り付けて、ボードと機器のアースを確立します。非常に簡単な仕組みのアクセサリーですが、構造や線材、長さなどを十分に吟味して作られていますので音質改善効果は、見かけからは想像できないほど大きく、ほとんど(我々のテストでは、マイナス点は発見されていません)副作用なしに音質の透明度、立体感、音の抑揚の細やかさなどをアップします。 最近の私のマイブームは「立体感」です。AMPZILLA+AMBROSIAを聞いてからというもの2chでありながら、まるでサラウンドのように心地よく体を包み込むその比類なき!?立体表現にやられています。クラシックのみならずPOPSでも、思わず背後を振り返ってサラウンドではないことを確認したくなるほど、その立体感は素晴らしいものです。それに加えて、イタリア製品らしい陽気で楽しい音!心底音楽を聴くのが楽しく、そして待ち遠しくなる音です。そしてWIRE-WORLDのGOLD-ECLIPSE!このスピーカーケーブルは、アンプを変えることなしに、手持ちのアンプをAMPZILLA+AMBROSIAに変えてしまう!と言っても言い過ぎではないほどの立体感と、極彩色のトーンを実現します。一度でもこれらの音を聞いてしまうと、平面的で色彩感に乏しい悪い意味でのHiFiサウンドは二度と聞けなくなるはずです。 この「立体感」は、今月発売したAIRBOW CD5001/KAIに生かされています。このCDプレーヤーは、それまでにもまして体を包み込むような音場の広がりを実現します。価格こそ、AIRBOWのエントリーモデルですが醸し出す”雰囲気”は、最高級モデルUX-1SEと同じ方向性を持っています。現在お使いのCDプレーヤーの音質、音楽性にご不満なら、一度貸出試聴機でその音質をお試し下さい。今後の方向性を決定付ける参考になるかも知れません。 AETのケーブルは、また少し方向性が違います。AETのケーブルは、雰囲気+音質をストレートに追求しています。AET製品のデビューとなったのは、S/A... 続きを読む

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