INFRA-NOISE AR-2000とBBE Model482

音楽ソースの主役がデジタルからアナログに代わってすでに四半世紀が過ぎ去っても、未だデジタルサウンドに特有の「棘」を感じる人も少なくないようです。そのせいか、CDが発売された当初から今まで、このいわゆるデジタル臭さを取り除くための様々なアクセサリーが考案され続けています。 10年少し前、CDプレーヤーの出力信号をトランスを介して伝達することで、アースラインに混入するデジタルノイズをカットし、音質を改善するという触れ込みで、各メーカーからマッチングトランスが発売され、一世を風靡しました。インフラノイズのAR-2000は、現代風にCDプレーヤーの出力信号を一旦光に変換することで、アースラインを通じて流れ込む不必要なデジタル高周波ノイズを遮断する音質向上アクセサリーです。 しかし、実はこの装置の遙か以前に、同様の光カップリングを「オンキョウ」が実用化していたのをご存じでしょうか?アースラインから混入するデジタルノイズの悪影響に注目した、当時のオンキョウのCDプレーヤーでは、デジタル部とアナログ部の結合を光により行うことで、アースラインから混入するデジタルノイズを遮断する技術を採用していました。しかし、その技術もCDプレーヤーの音質改善の決定版とはならなかったのか、知らない間に消えてしまいました。それから約10年近くの時を隔ててAR-2000が登場し大ヒットしているのです。 AR-2000 ANALOGUE... 続きを読む

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AUDIO ANALOGUE PAGANINI NV

良質な製品をリーズナブルな価格で提供することを基本ポリーシーとする、イタリア・オーディオアナログ社の2001年に輸入が開始されたばかりのCDプレーヤー、”PAGANINI-NV(パガニーニ)をテストしました。 AUDIO ANALOGUE PAGANINI NV アナログ出力 2Vmrs(RCA1系統・レベル固定) デジタル出力 RCA同軸1系統 ピックアップ PHILIPS製 DAコンバータ 24bit ΔΣ方式・ジッターリクロック回路搭載 外観寸法 W445×D330×H90㎜ 重量 10.0Kg 発売時定価 ¥188,000 マテリアル ★★★★ ○... 続きを読む

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PMC MB-1 試聴リポート

MB-1/R ローズウッド ¥価格未定/ペア MB-1/BA ブラックアッシュ ¥1,680,000/ペア MB-1/AW ウォールナット ¥1,680,000/ペア 周波数特性:25Hz-25KHz 入力感度:91dB 1W1m クロスオーバー:380Hz・3.8KHz インピーダンス:4Ω ウーファー:310mm / ラジアル型 スコーカー:75mm / ファブリックドーム型 ツィーター:27mm / ソフトファブリックドーム型 スピーカー端子:トライワイヤリング対応 重量:49Kg (単体) 寸法 (mm):380W×870H×535D BB5で培った技術をそのままに、ウーファーのみを31Cmユニットに変更したモデルです。使いやすいサイズのため、ロンドンのCDマスタリングスタジオをはじめハリウッドにおける映画音楽のサラウンド録音のスタンダードモニターとしてプロ用としても着実に実績を上げています。 トランスミッション独特のスピード感ある低域をベースにBB5と同じユニットを使った中高域は、家庭用スピーカーとして十分なパフォーマンスを備えたものです。特に87Cm(H)×38Cm(W)×53.3Cm(D)の比較的小型のエンクロージャーより再生される低域は、20Hzにおいて-2.5dBという値で、ダブルウーファーの必要性を感じさせません。 最新技術を駆使したエンクロジャーは49Kgという軽量ながら「スピーカーは重くないと良い音がしない」という概念を覆すものです。驚異的な低域の伸びと非常に細やかな表現力の中高域を持つMB1は、まさに音楽鑑賞の逸品といえるでしょう。 MB-1とBB-5の音質比較 PMC / MB-1の構成は、エンクロ-ジャーとウーファーを除けば[BB5]と同じです。しかし、低域のユニットだけが変わり、中高域のユニットが同じだからといって「中高域は同じ」というわけではありません。これは、[TB-1]と[FB-1]にも当てはまりますが、「低域の表現力」が変われば、中高域の表現力も大きく変化するのです。 BB5を聞いた後では、MB1の中高域がやや細身で輪郭が強調されたシャープな音に感じられるほど、BB5の中高域は絹のように繊細で優しく、それでいて明瞭度も高く申し分のないバランスです。やはり、最上位機種はそれにふさわしい「最上級の音楽」を再現してくれるのです。 ですから、「MB1の音は知っているから、BB5の音は大体想像がつく」などと、早合点なさらずに是非一度[BB5]をお聞きいただければと思います。 そして、PMC製品のすべてのラインナップを聞いた後でこれだけはご理解いただきたいのは、PMCの音質は「無骨な外観」からは「決して想像できない繊細で柔らかな音質でデリケートに音楽を表現する」と言うことなのです。 JBLやアルテックに勝る「スピード感と明瞭度」、そしてタンノイに勝る「品位と包み込まれるような広がり」を両立した、史上最高のスピーカー。「真実の音楽モニター」こそPMCだと、私は自信を持って断言できます。 使用した機材 CDプレーヤー... 続きを読む

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PASS laboratories U.S.A

試聴結果今世紀後半に生まれたデジタルオーディオ技術は、アナログとは異なる「優れた電気特性(周波数・位相特性)」を持つため、録音機材や方法はもちろんのこと、増幅機器であるアンプや、変換機器であるスピーカー等に大きな見直しを迫っています。そのような中で、最近「B&W・ノーチラス」や「PMC」に見られるような「特性重視」のスピーカーが主流となってきました。 また、おもしろいのはこういった動きとは全く逆に「アナログレコード」や「真空管アンプ」も同時にクローズアップされていることです。しかし、「特性を重視して設計されたスピーカー」は、やはり「特性を重視して作られたアンプ」で駆動するのが基本だと思うのです。 では、これらの「特性重視型スピーカー」には、以前のスピーカーと比較してどのような特徴があるかといえば、「アンプに駆動力・制動力を要求する」ということが挙げられるでしょう。 この「駆動力・制動力」=「最大出力」と考えられがちです。しかし、あえてこの図式は必ずしも正しくないと前置きした上で、「現在世界最高の出力」を持つ「PASSラボ」のアンプのテストリポートを掲載したいと思います。 PASSラボとは? 「ステイシス回路」と聞いて、「ピン」と来る人はかなりのマニアです。さらに、「ネルソン・パス」の名を思い浮かべることが出来るなら、あなたは相当な通ですね。 スレッショルドというアンプメーカーをご存じでしょうか? ネルソン・パスはトランジスターアンプの最終段にフィードバック回路を設けることによる入力部への悪影響を排除するために、「スピーカーの逆起電力がフィードバック回路に悪影響を与えない回路方式」を考案し「ステイシス回路」と銘打って特許を取得した、トランジスターアンプ設計の鬼才です。彼のデビュー作である「スレッショルド・ステイシス1」や「ステイシス2」、また後期の作品である「SA3.9e」や「SA4e」等は、現在でも十分に通用する名器です。そのネルソン・パスが、更に自分自身のアンプ作りに没頭し最高のアンプを完成させるため興したのが「PASS laboratories」なのです。 Xシリーズの特徴 「PASS laboratories」を興したネルソン・パスは、最初に純A級アンプである「Alephシリーズ」を発表しましたが、更なる高性能、高出力を求めて完成させたのが、今回試聴に供する「Xシリーズ」です。 このアンプの特徴は、「スーパー・シンメトリー回路」と名付けられた、「たった2段の完全対称増幅回路」を採用していることです。この回路は「解像度の劣化=音の純度劣化」を低減するために「増幅回路の段数を低減し、部品点数を減らす」ことを目的として考案されています。しかし、「段数を減らす」ということは「回路の安定度を低下させる」・「周波数特性を劣化させる」・「回路の安定度を損なう」などの弊害を伴う場合が多く、通常は「3段以上」の増幅回路を採用するのですが、ここでネルソン・パスは、「回路設計の鬼才」を遺憾なく発揮し、合計8件もの米国特許を取得してこの「スーパー・シンメトリー回路」を完成させたのです。 Xシリーズのスペック X1000 X600 X350 ゲイン(dB) 30 30 26 周波数特性 DC-60KHz DC-100KHz DC-100KHz 出力 1000W 600W 350W+350W 歪み率 0.001% 0.001% 0.001% 最大出力電圧 ±145V ±105V ±80V 最大出力電流 ±30A ±25A ±20A 入力インピーダンス(バランス) 22KΩ 22KΩ 22KΩ ダンピングファクター 60 60 30 スルーレート ±40V/μS ±50V/μS ±50V/μS 出力ノイズ 500μV 500μV 500μV ランダムノイズフロアー 約2μV 約2μV 約2μV ダイナミックレンジ 155dB 153dB 150dB バランスCMRR -85dB -85dB -85dB DCオフセット <100mV <100mV <100mV 消費電力(アイドリング/最大) 600W/2400W 600W/1800W 600W/1800W 消費電力(アイドリング実測値) – 400W 400W 外形寸法(W×H×D)mm 483×267×711 483×267×559 483×267×559 梱包重量/本体重量 113Kg/90Kg 67.8Kg/60Kg 67.8Kg/60Kg 1998年12月21日現在のXシリーズの標準価格 X1000... 続きを読む

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10Hzから再現する!驚異のスーパーウーファー

商品について詳しく知るために[SA LOGIC]のホームページを見る SA LOGIC とは? サ・ロジックの「SA]は、[SPEAKER] 「ALLEY]の頭文字とデジタル回路を指す「LOGIC」を組み合わせた造語です。 サ・ロジックは、完全に無指向性のスピーカーを生産するために村田さんという優れたDSPの技術者が興した会社で、最終目標は球形に配置されたスピーカーユニットからなる「無指向性スピーカーユニット」と「スーパー・ウーファー」から構成される、完全に無指向性のスピーカー・システムを世の中に送り出すことです。 SPD シリーズとは? 今回発売された「スーパーウーファー・システム」は、このシステムの低音を受け持つために開発された製品です。 この製品は、従来のスーパーウーファーでは避けられなかった「高域への干渉」を完全に排除するために、100dB/octという急峻な遮断特性を位相回転を起こさない理想的な特性を持つ「DSP・チャンネルデバイダー」で実現しています。 また、このチャンネルデバイダーに搭載された優れたDSPの働きで、スーパーウーファーユニットは「F0」を問題とせず、10Hzからフラットに再現する特性を与えられています。 また、これらの優れたDSPプログラムは、「日米の特許」を取得済みなのです。 ダイボール型の音場特性を持つ、「スーパーウーファー・ユニット」の駆動には、最低でも100W以上のアンプを準備する必要がありますが、従来のスーパーウーファーと異なり、無指向性を与えられたユニットから再現される低音の音場空間の豊かさは他に類を見ないものです。 第一印象 これほど優れた製品を私が聞き逃すはずはありません。というよりも、「逸品館」の「良いものだけを推薦する」という姿勢が、「音のよい製品は逸品館なら売ってくれる」という嬉しい評価につながって、私が探さなくても、誰彼となく「よい製品の情報」が自然に届くようになってきています。 よい循環だと感謝し、より「よい製品を奨めてゆく」という責任を大切にしたいと感じています。 さて、このスーパー・ウーファーですが、まず「外観」がすばらしいことを挙げたいと思います。多くのガレージメーカーの製品は、外観がお粗末であったり、パッケージが悪かったり、どこか行き届かない点が見受けられるのですが、SA LOGICの製品についてはそれはまったくあてはまらないばかりか、逆に「手工品」ならではの、きめ細やかな仕上げの良さを感じます。「外観から受ける印象」これはとても大切なことで、設計者の知的レベル、センスの確かさが製品に表れていると思います。その点では、AIRBOWも見習うところは大いにあると感じました。 接続 すでに導入されているシステムに、「プリアウト」が余っていれば最適です。「プリアウト」より、音量がコントロールされた音声信号を「SPD-P4(P2)」に入力してください。 また、プリアウトに空きがない場合でも、CD-AMPの間にSPD-P4(P2)を挟み込み、CD-SPD-AMPという形での接続も可能です。また、プリメインアンプしか使っていなくても、「SPD-P4(P2)」のボリュームコントロールを使えば、使い勝手は悪くとも使用することが可能です。 入力された音声信号は、DSPにより演算され出力されます。その出力信号を「スーパーウーファー駆動用アンプ」に入力、「スーパーウーファー・ユニット」とアンプを繋げば接続は完了です。 スーパーウーファー・ユニットのSPD-W4(W2)の入力端子は、NEUTRIK NL4MPR(スピコン)専用になっていますが、それぞれの製品には、接続用のスピコンが一つ付属していますのでスピーカーケーブルを準備するだけで接続できます。 調整 調整は簡単です。 まず、リスニングポイントから「スピーカー」と「スーパーウーファー」の距離を正確に測定し、SPD-P4(P2)の距離パラメーターをセットします。 次に、カットオフ周波数をセットしますが、システムに関わらず、「41Hz」または、「44Hz」からスタートし、音を聴きながら徐々に周波数を上げていってください。 入力ボリュームを上げすぎると、システムの音量を上げたときに「プロセッサーが入力オーバー」となり、演算に支障をきたすので、入力のボリュームは、緑・黄・赤の3つのインジケーターの「緑」がときどき点灯する程度の低い目にセットしてください。 赤が点灯するようなら入力ボリュームは絞ってください。 出力ボリュームは、「スーパーウーファー」と「ウーファー」の音の繋がりに注意してゼロから徐々に上げてください。 この時使用するソースは、ドラムやベースなどの低音楽器の「ソロ」を使用すると調整がやり易く、低音を聞こうとパイプオルガンや楽器に近接したマイクで録音された「重低音再生用ソフト」などを使用すると、ソフトが不自然に録音されている場合が多いため、音量調整はほぼ間違いなく失敗するはずです。 カットオフ周波数も、ボリュームも、上げすぎないように注意するのが成功の秘訣です。 音質 すべての調整が上手くいったなら、「スーパーウーファー」の音はほとんど聞こえないはずです。そして、「ボーカル」や「バイオリンのソロ演奏」が気味悪いほどの実在感で再現されることに気づくでしょう。 CLT-2にも通じるところは同じなのですが、「完全に正しく作動する」、スーパーツィーターとスーパーウーファーは、高域、低域のみならず「全帯域での実在感(明瞭度や分離感)と空間の広がり」を、信じられないほど向上させ、生演奏とほとんどわからないほど「自然」な音質を実現できるのです。 現在3号館に常設されたシステムは、ついに「10Hz-50KHz以上」の周波数を歪みなく再生し、究極までこだわったセッティングとルームアコースティックにより、リスニングポイントでの「混濁感」もほとんどありません。 お気に入りのCDソフトをご持参の上、一度この「システムの音質」をお試しください。 まず、市販のCDソフトに録音されている「音楽」がほとんど「生演奏」と変わらない音質に「再現」できうることに驚かれ、そして、メーカーや評論家のいうことが、「どれほど低レベルであてにならないか」憤りを通り越して、あきれられるはずです。 ガレージメーカーについて すべてのガレージメーカーが悪いとはいいませんが、私の知るほとんどのガレージメーカーは「個人の自己満足」のレベルを脱していません。 確かに、スティーブン・ジョブスが創立した「アップル・コンピューター」の出発は「ガレージメーカー」でした。 しかし、彼はガレージメーカーにしかできない「クリエイティブ」な仕事を成し遂げたからこそ、世の中に認められ成功したのです。 規模は小さくとも、真に才能と創造力に優れ、製品への情熱に溢れるガレージメーカーの製品は「メーカー製品の性能」を遙かに上回ります。 SA LOGICが、本物かどうかSA LOGICの村田さんに会えばすぐにお分かりになるはずです。 SA-LOGIC スーパーウーファーの試聴リポートを読む ... 続きを読む

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