海外製小型スピーカー(2)

今回は、15-25万円クラスの3機種のスピーカーを比較しました。選出した製品は、PIEGA/P-2(スイス製)・PMC/TB1SM(イギリス製/現在はモデルチェンジしてTB2SMになっています)・VIENNA ACOUSTIC/S-1(オーストリア製)です。 それぞれのスピーカーは、この価格帯では最も音が良い(逸品館選出おすすめ品)であると共に、2Wayスピーカー・バスレフ型という共通点を持っています。しかし、高域ユニットは、P-2が「リボン型」・TB1SMが「ハードドーム型」・S-1が「ソフトドーム型」と、計らずとも、現在代表的な3方式となりました。 テストには、前回の4種類のスピーカーの試聴テストと「同じ条件・同じソフト」を用いましたので、「SMALL」のページと合わせてご講読いただけば、現在の代表的な2Wayスピーカーで「音が良い製品」のほとんどの音質をイメージいただけるのではないかと思います。 では、まず最初に各スピーカーのスペックをご紹介いたしましょう。 PIEGA ・ P-2 スイス スピーカーに取り付けられている「脚」は、山本音響工芸の「アフリカ黒檀」のブロック(別売)です。 特徴的な「リボン型・ツィーター」 ピアノブラック仕上げの、高級感あふれる外観 高域3段階・低域2段階のレベル調整機構付き 重量のある、高剛性キャビネット PMC ・TB1SM(生産完了) イギリス スピーカーに取り付けられている「脚」は、山本音響工芸の「アフリカ黒檀」のブロック(別売)です。 特徴的なトランスミッションラインのポート(背面上部スポンジ部分) バイワイヤリング対応 プロっぽい、「スプレーブラックフィニッシュ」の外観(ウオールナット仕上げ有り) ウーファーとツィーターの距離を近づけて、定位を向上 VIENNA ACOUSTIC (ウィーンアコースティック)... 続きを読む

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聞こえないスーパー・ウーファーの音質をテストする

2000年10月28/29日に、逸品館3号館のメインリスニングルーム(23畳)にて、[SA-LOGIC スーパーウーファー・システム SPD-P2+SPD-W4 (ドライブアンプには、AIRBOW/TYPE1を使用)]の試聴を行いました。 試聴会のアンケート結果をご報告いたします。 使用機材 CDトランスポーター AIRBOW... 続きを読む

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大型ホーンスピーカーの問題点

タンノイに限らず、大型ホーン・スピーカーは指向性が強く感じられ、頭を少し動かすだけで「音像が左右にぶれてしまう」という悪癖がありますが、それは「セッティング」で大きく改善されます。 まず、ホーンスピーカーはドーム・コーン型に比べ「指向性」が強いということを考慮する必要があります。それはどういうことかといえば、「スピーカーセッティング」のページに詳しいように、「2本のスピーカーを、仮想の1本のスピーカーのように距離・角度の関係を合わせる」事が大変重要となるのです。 この調整に必要な精度は「数㎜以下の誤差」しか許されないのですが、逆に5㎜以上の誤差を許せばセッティングによる音の向上を体験できないと言い切れるほど厳密なのです。 (現在、誰もが簡単に「スピーカーを1㎜程度の誤差でセッティングするための道具」を製作しています。99年度末には発売できると思いますのでご期待下さい。) キングダム15の注意事項 キングダム15に限らず、同軸2Way方式を採用しているスピーカー全般の問題点は、ウーファーあるいはスコーカーのコーンの奥中央部にツィーターを置いているために、中央奥から放射される高域の音波にコーン紙が「ホーン」となってロードをかけてしまうところにあります。 コーン紙をホーンと考えると、当然の事ながら「ホーン」の振動は「高域の音波を乱反射あるいは拡散させるので「高い音の透明感・広がり感」を損ない「濁り・低域のもたつき・高音の硬さ・ヌケの悪さ」となって現れてしますのです。(高域のユニットが指向性の強い「タンノイ」はまだしも、指向性の緩やかな「ドーム型ツィーター」を搭載している同軸2WayのKEFはこの傾向が更に強く現れます) そのため逸品館のキングダム15には、高域ユニットの指向性を強め「スコーカーとの干渉を低減する目的」のため「中央の高域ホーン最外周にフェルトを充填し高域の透明感と立ち上がりの早さ=音の鋭さ」を改善しています。 更にバッフルからの反射を低減する目的で、丸く切り抜いたフェルトをスーパーTWとスコーカーの周辺に張り付けました。 また、後ろ側のバスレフポートに詰めてある「灰色のスポンジ」は全て取り去っていますが、これは「一見低音を減らす目的でポートをふさぐ」と、ウーファーが動くときに「エンクロージャーから空気が抜けず、エアーダンピング」がかかって、考えとは逆に「低域がつまり、ヌケの悪いボンついた音」になってしまうからなのです。 ... 続きを読む

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真空管アンプのキットを作ってみよう!

をご存じですか?私の趣向が真空管からトランジスターやICにうつるにつれ「球」とは、すこし離れた関係が続いていました。また、「価格に見合う音質と品質の、お薦めできるような優れた真空管アンプが市場に出回っていない」という、更に大きな理由もあり、更に低価格で良い商品を探すべく、真空管のキットを何種類か実際に購入し試しました。 の愛情溢れる優れたコンセプト東京[P&C]の製品は品質(特に使用されているトランスは優秀)にも音質にも、優れているのですが、いかんせん説明書などがほとんどなく初心者にはまったく向かない、超マニア向き製品で初めてキットを作る人には「重すぎ」ます。(上級マニアにはお勧めできます) やはり東京の「真空管キットの有名メーカー」のキットは、「○○特注トランス」とか「「○○特注コンデンサー」など見てくれは良さそうなパーツが入ってはいるものの、肝心の「○○特注トランス」の中身や回路設計が貧弱で、とても「音を分かっている人設計した」とは断じて考えられないほど音が悪く、せっかく組み立てても、その瞬間に使い物にならないような代物です。こんなキットを平気で売るのか!と腹立たしく思えました。たぶんこれらのキットの対象は「機械マニア」向けの「音が出ればよい」的商品で、キットで自分の望みの音を出してみたいと考えるような「音楽ファン」は含まれていないのでしょう。 私が、「キットなら安くいい音が手に入る」と誤解している人に「良い製品を購入する方がずっと良い選択です」と説明するのも、このような経験と経緯があるからです。「粗悪なキットに手を出すのはドブに金を捨てるようなもの」なのです。 しかし、ステレオサウンドから発行された「管球王国」の影響か、俄に製品メーカーのLUXMANやUESUGIなどからもキットが発売されるようになりました。それらの中で、高級真空管アンプ製品でおなじみの[A&M/エアータイト]から、発売されたのが「ACOUSTIC MASTERPIECE / アコースティック マスターピース」です。 ACOUSIC MASTERPIECE... 続きを読む

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試聴に最適なスクリーンのサイズとプロジェクターの選択

プロジェクターの購入を考えるときに、最も悩ましいのが「スクリーンのサイズ」です。できるだけ大きなサイズのスクリーンを使いたいと考えるのは山々ですが、大きすぎると使い辛いのがスクリーンです。 一般的な、「6,8,10畳」の部屋を例にあげて、最適なスクリーンサイズと適合するプロジェクターの投影距離を計算してみました。 標準的な部屋のサイズ (畳を敷ける部屋の形状を想定) サイズ(畳) 幅(mm) 奥行き(mm) 6 2550 3400 8 正方形 3400 3400 8 長方形 2720 4250 10 3400 4250 ワイドスクリーンの標準的な寸法 (OS A-1スクリーンのサイズです) スクリーンのサイズ インチ 画面 (mm) 画面縦 (mm) ケース (mm) 80 1771 996 2000 90 1992 1121 2221 100 2214 1245 2443 110 2435 1370 2664 120 2657 1494 2886 ※以下スクリーンはすべてワイドとします。 プロジェクターの投影距離を100型まで3mとした場合の部屋の大きさとスクリーンサイズ、プロジェクターの設置位置を図にすると下のようになります。 上の図は、部屋の大きさとスクリーン、プロジェクターの設置位置の関係を示しています。 方形の点線で仕切られた部分が畳を敷けるような比率にした部屋のサイズで、「6畳=緑・8畳=黒・10畳=赤」に色分けしています。 上の方にある横線がスクリーンの膜面の幅(ケース幅はそれより大きい)で「80型=緑・90型=金・100型=黒・110型=青・120型=赤」に色分けしています。 ①は、スクリーンの膜面と壁との距離で、25cmに設定しています。これは、センタースピーカーを後ろに置けるギリギリの距離です。 ②は、スクリーンを中央に取り付けた場合の左右の壁までの距離です。 ③は、3mで100型を投影できるプロジェクターを設置するためのプロジェクターのレンズ面までの距離です。 スクリーンのサイズと①、②、③の距離(mm)を計算すると次のようになります。 問題なし 注意が必要 非常に注意が必要 設置不可能 畳 80型 90型 100型 110型 120型 ① ② ③ ① ② ③ ① ② ③ ① ② ③ ① ② ③ 6 250 325 650 250 225 350 250 125 50 250 × × 250 × × 8正 250 780 650 250 650 350 250 550 50 250 425 × 250 325 × 8長 250 440 1500 250 310 1200 250 210 900 250 85 600 250 × × 10 250 780 1500 250 650 1200 250 550 900 250 425 600 250 325 300 最適なスクリーンのサイズとプロジェクター SC=スクリーン、PJ=適合プロジェクターの100型まで設置距離。 プロジェクターの設置奥行きは40cmとして計算していますので、大型プロジェクターをご使用の場合は考慮願います。 畳 80型 90型 100型 110型 120型 6 SC どんな形状のスクリーンでも設置可能です。 スクリーンと左右壁までの幅が非常に狭く、幅が10cm程度の細長いスピーカーを選ぶかサウンド透過型スクリーンをお選び下さい。 設置は不可能ではありませんが、サウンド透過型スクリーンでケース幅が部屋の横幅以内で取付可能な製品をお選び下さい。 設置不可能 設置不可能 PJ 3.4m以下 3.1m以下 2.8m以下 2.5m以下 設置不可能 8 ... 続きを読む

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