ホームシアター」タグアーカイブ

ホームシアターファイル 51号「フロントサラウンドの実用性」

逸品館は2008年春に引き続き「ハイエンドショウトウキョウ2008秋」も「最も興味深い出展社No.1」に選ばれました。お客様の目線から見た「知りたいこと」を、デモンストレーションの題材に選んだのが評価されたのだと思います。中でも「フロントサラウンド」のデモには、多くのお客様が驚かれました。「前方に3本、後方に2本」のスピーカーを配置するのがサラウンドの「常識」です。逸品館はその常識を覆し、TVやスクリーンの前に「フロント・センター」に加え「左右リア」を一列に並べる「フロントサラウンド」を提案しています。通常のDVDプレーヤーとAVアンプを使い、リアスピーカーを「フロントスピーカーに並べて置く」のです。各メーカーから発売されている「フロントサラウンド専用モデル」は必要ありません。そんな方法でサラウンド効果が得られるの?論より証拠、実験していたければその効果はすぐお分かりいただけます。なぜこんなことを考えたのか?多くのお客様が「リアスピーカーを置く場所がないからサラウンドは諦める」と仰ります。後ろの場所がないなら、いっそ前側(フロント)にリアスピーカーを置いたらどうだろう?この逆転の発想が成功を生みました。 限られた条件から少しでも「いい音」を絞り出したい。お客様の立場に立って強くそう考える逸品館の「発想」は、機器の内部の改良にまで及びます。市販機器は電源ケーブルを換えるだけでも性能が向上します。それなら機器内部を改良したら、更に性能が向上するのではないだろうか?その考えから生まれたのが、逸品館が生産販売する「カスタマイズモデル・AIRBOW」です。ハイエンドショウトウキョウで「フロントサラウンド」のデモに使った、AVアンプ(PS3001/KAI-SR)・DVDプレーヤー(DV6600/Special)・5.1chスピーカーセット・サブウーファー(IMAGE11/KAI2・サブウーファーのみaudiopro... 続きを読む

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「パイオニアスーパープレミアムフェスタ」開催決定!

先日は、パイオニア主催の高画質テレビKUROをご体感いただくKUROフェスタを無事に終了することができました。ご来場いただきました方々に感謝いたします。 今回も関西圏のみのお知らせで申し訳ございませんが、来る12月7日( … 続きを読む

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ホームシアター 44号「中低音の重要性」

前回のこのコラムでは「聞こえない低音を聞くイベント」と題して、サブウーファーの追加が音質向上のキーポイントになるとお話しました。しかし、それは逸品館がお薦めするaudio-pro B2.27mark2以外に「限られる」と … 続きを読む

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ホームシアターファイル 50号「画質と音質は“絶対”ではなく“相対”で決まる!」

最近、ホームシアター関連の広告やコラムでブルーレイの高画質・高音質を褒め称える内容をよく見かけますが、そのほとんどが「ブルーレイだから絶対に綺麗で音が良い」「ブルーレイでなければダメ」と決めつけています。しかし、こういう「決めつけ」は広告としてならぎりぎりセーフなのかも知れませんが、雑誌の記事や評論家のコラムの内容としてはふさわしくないと思うのです。なぜなら、それは間違いなく「嘘」であり「詭弁」だからです。 例えば、ここに一枚のDVDビデオがあるとします。それを数万円のDVDプレーヤーと数十万円のDVDプレーヤーで掛け比べると、当然後者の方が画質も音質も素晴らしいでしょう。しかし、それは「DVDというフォーマット」が変わったからではなく、それを「再生する環境」がアップデートされた結果です。では数万円のBDレコーダーで同じタイトルのBDを掛けた場合はどうでしょう?解像度(細やかさ)では、数十万円のDVDを越えるかも知れません。奥行き感や色彩は?動画の滑らかさは?そういう数値で表れない部分では、DVDが必ずしもBDに劣るとは言えないはずです。音質には、さらに大きな疑問を禁じ得ません。逸品館は日本でも有数のオーディオショップとして知られています。しかし、かなり高級なBDプレーヤーとAVアンプを使ってもBDディスクの音質は、私の知るピュア2chCD/SACDプレーヤーの足元にも及ばないからです。まして、あなたがTVしか持っていないとすれば、BDの高音質はまさに「絵に描いた餅」でしかありません。 メーカーやそれに寄生する雑誌、評論家が「BD賛歌」を歌い上げるのは別に大きな問題ではありません。問題は、彼らの風評に惑わされた他のメーカーや大手量販店が「それ以外を生産・販売しなくなる」ことなのです。一般市場では、BDプレーヤーでDVDが再生できるから問題なしとされるのでしょうが、本格的なシアターファンが望んでいるのは「自分が持っているソフト」あるいは「お気に入りの映画」を最高の画質・音質で楽しむことで、それをBDに置き換えることではないのです。未だに1000タイトルに満たないBDのために「高級DVDプレーヤー」が抹殺される。DVDを絶賛してきたメーカーほとんどがBDレコーダーへ移行し高級DVDプレーヤーの生産を打ち切りつつあります。何と極端なことでしょう?趣味の世界、とくに画質・音質を求めるような世界では「絶対」は存在しません。それよりも個人的な好みや環境が優先されるからです。そしてタイトルの少ないBDをあえて「見ない」という選択によって「DVDの高画質・高音質」が実現するとすればどうでしょう?現在、逸品館がAIRBOWのブランドで発売している「DVDプレーヤー」はその夢を実現してくれる製品ですが、それもベースモデルの枯渇により徐々に残り少なくなっています。 今、高級ハイビジョン・ディスプレイと言えば「フルスペック」が当たり前になりましたが、これも「フルスペックでなければ綺麗じゃない」というメーカーのプロパガンダの結果でしかありません。なぜなら、同じ映像を見たときに必ずしも「フルスペック」が綺麗だとは限らないからです。画質評価には解像度だけではなく、色合いや、動きの滑らかさという「別な角度からの指標」も欠かせません。それに対しメーカーは、「ディープカラー」という宣伝を持ち出してきた。しかし、そんなものは実際には存在しない「絵に描いた餅」でカタログ上の数字遊びでしかありません。 このようにメーカーの広告というのは常に「ご都合主義」で嘘の塊だと言うことを忘れてはいけません。その中のたった一つの真実は、彼らが薦めるのは「常に高価で彼らに利益をもたらす」という、単純な事実だけなのです。販売店は、メーカー側なのか?お客様側なのか?そのショップがお薦めする商品で「その姿勢」が判断できるはずです。 ... 続きを読む

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