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女子部はみんなFF派!ファイナルファンタジーXIII
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逸品館メルマガ051「PS3は、本当にすごいのか?」
地球温暖化の影響か?最近は、AV機器の大敵「雷」はひどくなる一方です。「落雷」による被害防止のサージフィルター付き電源を使うと一定の効果はありますが、絶対に大丈夫というわけではありません。 https://www.ippinkan.com/OP_OMT/op_oat_page1.htm#P25 山間部に関わらず、雷が近くに落ちたことのある経験をお持ちなら、電源ケーブルを抜く!これが絶対に安全な方法です。転ばぬ先の杖、備えあれば憂い少なしです。 いよいよ期待の高画質プラズマTV“KURO”が発売されました。配達、下取り(壊れたTVでも下取り可能)などのサービスを準備しています。詳しくは、下記HPをご覧の上メールなどでお尋ね下さいませ。 https://www.ippinkan.com/pdp_lcd/pdp_lcd_page1.htm HDMIの画質の検証でPS3(最新のファームウェーアーに書き換え済み)をじっくりと見てみました。メディアがこぞって、これはすごいすごいと言っていますが、本当にそうなのでしょうか? 私の感想は、ある意味では“YES”。ある意味では“NO”です。 まず、すごいと言われているその音質ですが、これは言われているほどは大したことはありません。数万円程度のCD/SACDプレーヤー、あるいはユニバーサルプレーヤーの音質と大差ないレベルに思います。もちろん、逸品館推薦のCDプレーヤーの方が比べものにならないくらい、いい音です。画質は、Panasonicの20万円弱のブルーレイ・プレーヤーと見比べました。PS3に搭載されている画像処理エンジンのスペックから推察しても、画質が良いのは想像できますが、圧倒的に“PS3”が高画質でした。しかし、それはあくまでも「静止画」の状態での評価です。 PS3の画像は、透明度も高く、解像度も高いのですが、PS3の画質には「深み」が欠けています。いかにも!デジタルチックな画質です。そして、静止画の解像度が高いことが裏目に出て、動画の動きがとても不自然に感じられます。もちろん、それでも比較したPanasonicよりは、良いところもあるのですが、同じソフトをDVD(AIRBOW... 続きを読む
逸品館メルマガ050「PIONNER 新型プラズマTV“KURO”はすごい!」
☆ PIONEER “KURO”はここがすごい ☆ すでに我々は、販売店向けの発表会で“KURO”の素晴らしさを体験しています。個人的な感想になりますが“KURO”のここがすごい!と感じた部分を書いてみます。 ○黒がすごい! 当日は、この「黒」の凄さが中心にアピールされると思います。他社製品との比較では、花火(漆黒のバックに打ち上げ花火が上がる)の画面で、その黒の素晴らしさをご体験いただけると思います。 ○発色が美しい! 「黒」が漆黒になったことで、色の鮮やかさが素晴らしく改善されます。液晶や他社のプラズマTVとの比較でその色再現性の素晴らしさがクローズアップされるでしょう。 ○画面の自動調整機能がすごい! TVが設置された周囲の明るさに応じて画面の明るさやコントラストが自動的に調整される機能は、他社の製品にも搭載されていますからさほど珍しい機能ではありません。しかし、“KURO”には、シーン(スポーツ、映画、ニュースなど)を自動判断しそれに合わせて画面のモードを変えるという、すごい機能が付け加えられています。まるで専属の調整スタッフがTVの中に居るかのように画面が次第に自動調整されてゆく様は、正に圧巻!誰が使っても、最高に近い画質で観られる!使う方の立場に立った、この機能開発搭載へのこだわりは、素晴らしいと思います! ○ブロックノイズ低減機能がすごい! DVDの初期モデルでは「ブロックノイズ(画面の一部がモザイク状になる)がひどく目立ちました。これは、デジタル信号を処理するときの現れる特有のノイズなのですが、TV放送もアナログからデジタルに変わりこのような「ノイズ」が発生するようになりました。“KURO”は、デジタルの処理にピントを合わせた特別なノイズ低減回路を搭載し、デジタル特有のノイズをTV自身が除去します。暗い場面でのザラザラ感も抑えられ、この「ノイズ除去機能」は、素晴らしく効果的です。 ○ジャギーが消える!動きが滑らかになる! プロジェクターやTVのハイビジョン化により、画面が細かくなったために送られてくる画素数(ソースの画素数)からより多くの画素数を作り出す必要が生じました。一般にはアップスケーリングと呼ばれる技術です。少ない画素から多くの画素を作り出さねばならないために、虫眼鏡で新聞を見たときのように画面全体が粗くなってしまいます。そのままでは、動きのある画面がぎくしゃくしたり、斜めの直線がギザギザになってしまう(ジャギーと呼ばれます)などの問題が発生します。 そのため、アップスケーリングを行うときにこれらの問題を抑制するための特別な画像処理技術(回路)が必要となりますが、パネルがいくら良くても、このアップスケーリング回路が良くなければ、画面を綺麗に観ることは出来ないのです。KURO”は、この問題に真っ向から取り組み、現在発売されているTVの中では、最も高画質なアップスケーリング回路が搭載されています。当日は、このアップスケーリングの美しさのデモを是非ご覧下さい。私が“KURO”で最も感動したのは、このアップスケーリング回路なのですから。 このように“KURO”には、高画質プラズマTVに待ち望まれていた、ほぼすべての機能が搭載されています。消費電力もかなり小さくなりました。唯一の気がかりは、液晶にはない「画面の焼き付き」ですが、この部分に関しても改善が期待されます。 待ち望まれていた以上の高画質を実現したPIONEER渾身の作“KURO”はすごいプラズマTVです! ... 続きを読む
逸品館メルマガ049「フォーマットだけで画質や音質が決まるわけではない」
お盆も近づき、いよいよ夏真っ盛りです。逸品館のある日本橋では、ヒートアイランド現象のために日中は35度を超えるほどの猛暑で、外に出るとくらくらするほどです。お体には十分注意してくださいませ。暑いから・・・。と言うわけではありませんが、来週月曜日13日~15日は、お盆休みのため全館休業させていただきます。ご迷惑をお掛けいたしますが、あしからずご了承のほどお願い申し上げます。 北欧ノルウェーのオーディオメーカー「HEGEL」の新製品全機種をテストしました。同じ北欧のスピーカーメーカーDYNAUDIOとの類似性を感じさせる穏やかで深みのある音質に感じました。詳細は、下記のページでご覧頂けます。 https://www.ippinkan.com/hegel_h1_h200.htm AIRBOW久々の真空管アンプ TRV-35SE/Dynamiteいよいよ発売開始しました。この蒸し暑さ、うっそうとした気分を吹っ飛ばせる、底抜けに明るい音をお楽しみ下さいませ。一人でも多くの方に、この素晴らしい音で音楽を聴いて欲しいという願いを込めて販売価格を見直し、¥185,000(税込)を、高音質専用電源ケーブル付きで ¥168,000(税込)に値下げしました! 大人気のスピーカー QUAD 11LにMark2が登場!展示販売を開始しました。 https://www.ippinkan.com/SP/quad_rega_page1.htm#11L2 AUDIO-PROよりi-pod対応のポータブルコンポが登場!本革外装の お洒落な製品です。近日発売開始です! https://www.ippinkan.com/SP/audiopro_page1.htm#PORTO 最近の私の主張「響きを消さずに音を整える」という方向の音質改善の考え方の 基本をまとめてみました。 http://www.ippinkan.co.jp/column/stereosound164.html 「響き」という言葉は抽象的で分かりにくいかも知れません。しかし「響き」を「波」と考えると、理解しやすいのではないかと思います。例えば、水面に石を投げて波紋を起こすとします。これが、音が出て広がっていく様子です。水面が閉ざされていると(部屋などの閉ざされた空間で音を出すと)波紋は、反射して戻ります。この時に行く波と、戻る波はぶつかり合いますが、タイミング次第で上手く交差して水面が乱れないことがあります。部屋での音の響きを整えるのは、これと同じ考え方です。波を消してしまうのではなく、その重なりを整えるのです。ランダムに発生している響きを整えられると音楽はより豊かに再現されるようになります。 お風呂やプールで指先などで波を起こし、反射してくる波と綺麗に重なるようにするにはどうしたらよいでしょう?それは、出て行く波と戻る波のタイミングを合わせることです。タイミングを合わせるためには「波を出す位置」すなわち「音源の位置」が重要だと言うことが分かります。レーザーセッターでスピーカーの位置をミリ単位で調整したり、スピーカーのセッティングで左右のスピーカーを交互に鳴らしながら、反射音の濁りを取るというのは、ちょうどこの「音源の位置合わせ」に相当する作業なのです。 人間にとって聴き取りやすい高い音は数KHzです。4KHzの一波長は、空気中では85mmです。一つの波の大きさが85mmの重なりを調整するには、それりもずっと小さい位置調整が必要です。スピーカーの位置を数ミリで調整して音が変わるの?と質問されますが一波長85mmの波の重なりは、音源をたった数ミリ動かすだけで大きく変わります。逆に、一気に85mm(もしくはその半分の42.5mm)以上動かすと重なりは調整されず、タイミングが一波長ずれるだけです。こういったモデルを頭に描きながら、スピーカーの位置を微調整すると、何も買わなくても音をグンと良くできるはずです。逆によい装置を買ってもこのような調整を怠った場合、その性能の1/10程度しか発揮できなくても不思議はありません。 http://www.ippinkan.co.jp/setting/begin_speaker_setting.html このお休みに、スピーカーのセッティングを「数ミリ」見直されては如何でしょう?ちょっとしたことですが、大きな効果が上がるかも知れませんよ! 9月~10月にかけて、PIONEERからコントラスト比20,000:1を実現したプラズマTVが発売されます。従来のプラズマTVは、暗い部分でも「種火」と呼ばれる微弱な発光が行われていたため、黒い部分が灰色になっていました。今回の新プラズマTVでは、この「種火」をほぼゼロにすることで、灰色の部分を漆黒の表現とすることが可能となりました。画質のキーポイント、アップスケーリング回路もこだわりの技術が投入され、他社の大画面TVとは文字通り「次元の異なる」高画質が実現しています。今までに投入された高画質技術の中でも、最も重要で革新的な改良です。年末に高級プレーヤーが発売される「ブルーレイ」にも注目ですが、この「KURO」と名付けれたPIONEERの新型プラズマTVの画質には、久々に感動すら覚えました。価格も42型でメーカー標準価格45万円(税込)~60型フルスペックHDモデルで99万円(税込)と他社製品と比較しても、特別に高いと言うことはありません。大画面TVの購入をお考えなら、このプラズマを見てからでないと後悔するかも知れませんよ! HDMI vs コンポーネントの画質勝負については、現在細かい部分の取材を薦めています。HDMIの画質、音質が、理論よりも芳しくない原因の大部分は「プラグ形状」と「ケーブルの品質」にありそうだという結果は、大体見えているのですが、時間の関係で詳細な技術的な裏付け調査がなかなか思うように進んでいません。しかし、現時点でもHDMIが万能だと言うことは無いと断言できます。HDMIについてメーカーが行っている宣伝も有利な部分ばかり強調される事が多く、実情を100%正確に反映しているとは思えません。製品による差も大きいのですが、HDMIだけが抜群に画質が良くて、他は使い物にならないと言うことはありませんのでHDMIだけに振り回されないようにご注意下さい。 また、音質に関してもブルーレイは非圧縮で抜群に音はよいはずなのですが、逸品館で聞けるAIRBOWの標準的な従来のサラウンド音声を越える音をSHARP、PIONEERのデモでは聞けませんでした。データー的には、圧倒的に優秀なのですがどこか「ボトルネック」が解決されておらず、まだその能力はまったく発揮できていないようです。少なくとも、DVDのドルビーデジタルの音ですら、CDを越えると感じられることがあるAIRBOWで聞く限り、従来のサラウンドの音声でもまったく不満は感じられませんし、それらの音が安物のAVアンプで聴く非圧縮のドルビーTURE HDより良く聞こえても、まったく何の不思議も矛盾もないことです。 そう言うことなので、AVアンプ選びも、HDMI+ドルビーTureHDにこだわる必要はないと思います。少なくとも十数万円程度のAVアンプが、従来トップモデルの音質を一気に飛び越えるというような、逆転現象は起きないはずです。ところがブルーレイの発表と前宣伝の影響でドルビーTureHDを非搭載のAVアンプやDVDプレーヤーの割り引きは非常に大きくなっています。今高級機を購入するのは、ある意味でチャンスかも知れません。 逸品館オリジナルのAIRBOWのAVアンプやDVDプレーヤーがメーカー製品の音質や画質を越えるという評価を得られるのも、画質音質に関しては「データーでは決まらない」部分が非常に大きいからです。それは、技術の進歩によりCDの音が良くなっって、SACDとの差が小さくなっている事でも証明できますし、あるいはオーディオの世界では、高価なCDプレーヤーが存在する。それこそが、SACDよりもCDに価値が認められている証拠であり、フォーマットが音質・画質のすべてではないことの証明なのです。 ... 続きを読む
逸品館メルマガ048「ブルーレイを見て」
前回のメルマガを発信し、ブルーレイの画質の検証を実施せねばならないと考えていたところ、実に良いタイミングでVICTORからDLA-HD1とPanasonicのブルーレイプレーヤーの貸出機が届きました。早速、付属していた「パイレーツ オブ カリビアン」を試聴しました。 HDMI接続で観るブルーレイは、日本製の高級オーディオ製品と同じ印象です。音が良くても音楽が感じられないのと同じように、画質が良くなれば良くなるほど逆に「ソフトの粗」ばかり、目立つようなイメージです。 HDMIの最高画質だと、CGと実写の「境目」がハッキリと分かるようになります。さらに実写を加工している「特殊効果(映像調整)」が目立ってきます。曇っているシーンで、登場人物の顔のコントラストが強すぎたり、光源の位置関係に矛盾を感じたり、とにかく不自然さばかりが気になります。まあ「作りものの映画」と割り切って見ればよいのでしょうが、あまりに画像に矛盾が多すぎてしらけてしまい、ストーリーに入れないのです。私が趣味で写真や8mm映画を撮っていた経験があるだけに、余計に不自然さが気になるのです。それくらいならいっそのこと「アニメの方が良かった」という印象です。 接続をHDMIからコンポーネントにすると、画像の輪郭が柔らかくなり、動きも滑らかに感じられるようになることで、HDMIで感じられた「不自然さ」は、かなり緩和されます。違うタイトルのソフトですが、DVDを見るとブルーレイに比べ明らかに解像度などは劣化するのですが、バランスが良く自然で映画に入って行けました。 今回のテストは、限られた条件下での非常に簡易なものでしたが、それでもオーディオで音ばかりが良くなりすぎると違和感を感じるのとHDMI接続による試聴、ブルーレイの試聴で、映像が綺麗になりすぎるとソフトそのものに違和感を感じるのは同じ印象でした。特にブルーレイには、オーディオでCD/SACDを初期に比べた時ととまったく同じ感覚を覚えました。新しいフォーマットを十分に生かし切れるほど、ソフトの制作側のノウハウが熟成していないのでしょう。 「情報量」では遙かに優れるSACD/ブルーレイが「表現力」ではCD/DVDに劣る場合があること。音質同様にメーカーの「性能至上主義」が、新技術では、昔ほどその差が劇的ではなく、市場に通用しなくなっていることなど、音と映像の最先端技術に感じる問題点は、大きくオーバラップしているようです。同様に、メーカーの説明では、圧倒的に良いとされている「デジタル」による接続は「音」に対しても「映像」に対しても万能薬ではありません。それどころか、多くの場合アナログの方が音質画質が自然なことが多いほどなのです。 あえて付け加えるなら、音楽も映画もSACDだから、ブルーレイだからと言って、音や画質の良さに感動するのではありません。その「中身」に感動するのです。そして「中身の表現力」においてSACD/ブルーレイを評価するなら、CD/DVDと「大差がない」そう感じます。ソフトも新作ならできればブルーレイで買いたいと思いますが少なくとも、よほどお気に入りのソフトでない限り所有しているDVDソフトのブルーレイ盤を買うことはないでしょう。DVDでも特に困ることはないでしょう。そんな印象でした。 さらにブルーレイがSACDと異なるのは、AIRBOWで聞けばほぼあらゆる点でCDを凌駕しているSACDに比べ、ブルーレイは明らかにDVDに劣ると感じられる部分があることです。ブルーレイだけではなくハイビジョン全般に共通する問題点。それは「動画解像度の低下」です。 静止画では、水平1000本近い解像度が出るハイビジョンも動画になると極端に解像度が落ちる事があります。液晶プロジェクターやTVとの組合せでは、この欠点がより明確になります。画像が停止しているときにはハッキリしているのに、動き出すと途端にひどくボケるのです。私が酷評したSHARPの大型液晶TVでも今回テストしたVICTOR DLA-HD1でもこの問題はまったく解決されていません。測定したわけではありませんが、これらの機器でみる動画の水平解像度は500本を大きく切ると感じました。この現象は、不愉快でとても不自然です。悪いことにHDMI接続では、この傾向が余計に顕著になる傾向が強く(機器の相性によって異なりますが)「何でもかんでもHDMIが良い!」 的なメーカーの説明に強い抵抗を感じるのです。 動画の解像度が低いこれらの機器で映画を観ているときには、ハイビジョンよりも通常のDVDの画質が「より好ましい」と感じられることがあります。DVDなら静止画でも水平解像度が500本弱なので、動画との解像度の差が生じにくく、そのため画面が「自然」に感じられるからです。 大型の液晶TVの画質がプラズマやプロジェクターよりも芳しくないのは、画像のアップコンバート回路の画質がよくないからです。自宅のTVは売れ残ってしまったSANYOのLCD37HD6ですが、SHARPの2世代以上前のフルスペック液晶パネルを搭載しているにもかかわらず、SHARPの最新モデルよりも綺麗に感じます。それは、アップコンバートの回路の違いによるものだと思います。 特にフルスペックハイビジョンパネル(200万画素)を搭載したプロジェクターや液晶TVでは、この回路の画質が製品の画質を大きく左右します。そのため下手をすれば、フルスペックパネルよりも通常のハイビジョンパネルを搭載している製品の方が画像が美しく感じられることがあります(特にDVDやSDを見るときに顕著)。 やはり、音同様、画質についてもメーカーの説明を鵜呑みにしない方が良さそうです。性能を表す数字の大きさよりも「バランス」の方が遙かに大切だというのは、音も映像も同じなのです。DVDプレーヤーとディスプレイの接続もコンポーネントとHDMIのどちらがよいか?実際に試されることをお薦めします。 さて、発表では9~10月発売になっていたAIRBOW TRV-35SE/Dynamiteが予定より早く、あと10日以内で発売可能となりそうです。すでに特注パーツはすべて届き、製品と同一の評価モデルを作成し音質テストを行っていますが、問題はなさそうです。HPでの発表通り、従来の真空管アンプの概念をガラリと変えてしまう音質を持つアンプです。このアンプでお気に入りのソフト(特にROCK!)を大音量で再生しながら、一緒になって体を動かし、大声を上げれば、腹の立つことやうっそうとした気分なんて、あっという間に吹き飛んでリセットできます。来月には、1号館でもお聞きいただける予定です。 お盆明けには、貸出試聴機も準備いたします。音楽好きのお客様には、是非ご評価いただきたいアンプです。 TRV-35SE... 続きを読む
逸品館メルマガ047「未来に望むこと」
前回のメールで大企業を批判しましたが、それは「正義感(倫理観)」の問題です。私は宗教家ではありませんが、力を持つ立場の人間が弱い人間を虐げ搾取することは許されて良いとは思えません。喜劇俳優のチャップリンが「1人を殺せば殺人者だが、100殺せば英雄になる」と言う言葉を残しています。同じ意味ですが、個人が殺人を犯せば罪になりますが、国家が殺人を犯しても罪を問われません。戦争での大量殺人が正当化されるのは絶対におかしいことです。力が正義をねじ曲げ、合ってはならないことを正当化する。これは、今の日本の大企業にも当てはまるのではないでしょうか? 例えば公害という言葉がありましたが、この言葉はあきらかに間違いです。毒をばらまいたのは企業であって、一般人ではないからです。言い換えるなら企業害です。日本だけではなく世界には、大企業害が溢れています。だからこそ、害をなす企業が非常に腹立たしいのです。その上、人に害をなしながら上げた利益を独り占めし自慢されてはなおさらです。 ブルーレイとHD-DVDの在り方に大きな疑問を感じます。なぜなら、それらがユーザーの利益をまったく無視して生まれているからです。HDMIによるデジタル映像接続が美しいとメーカーは説明していますが、それは必ずしも正解とは言えません。コンポーネント接続とHDMI接続では、理論的に映像が劣化しないはずのHDMI接続の方が、現実では遙かに映像が大きく劣化することがあります。10m以上の長さがある安物のHDMIケーブルを使ってみればわかります。映像が悪くなるを通り越して、映像が出なくなることすらあるのです。それは、HDMIケーブルの形状や規格が高画質と高音質を伝送するのに最適ではないからです。しかし、メーカーは最新のHDMI規格が最高のように宣伝して譲りません。伝送中に映像と音声が著しく劣化するHDMI接続では、実際問題せっかくの高画質、高音質も台無しになることが多く、HDMIで音声を送ると音が思いっきり悪くなると言うのに、そんなことはまるで説明していません。HDMI接続で聞く音は、最悪です。ケーブル一本でこれほど音が悪くなるのか!と驚くほど悪い音です。もちろん、家庭用のTVとAVアンプならそれで良いのかも知れませんが、高級AV機器には絶対に(特に音質では)ふさわしくないのがHDMIによる音声のデジタル接続なのです。 それでも、なぜメーカーは頑なにHDMI接続にこだわるのか?それは、ダビング防止のためです。映画のコンテンツを持つディスニーなどの映画会社がソフトをダビングさせないために、それだけの理由でHDMI接続を強いているのです。本来、夢や優しさを売り物にしているはずのディズニーですら、こんなに自己中心的なのです。こんな横暴は、私には我慢できません。映画ファン、AV家電ユーザーへの愛情が欠片も感じられない。そこに見えるのは、大企業のエゴだけです。 わたしがブルーレイプレーヤーに目を向けない最大の理由は、見るべきソフトがないことです。ブルーレイ(DH-DVD)の普及には、コンテンツ(ソフト)が整うことが重要だと言うことには異論はないと思いますが、残念ながらソフトはまず普及しないと考えられます。 なぜなら、ブルーレイ(HD-DVD)のソフトが、従来のDVDと同等の価格で売られることが考えにくいからです。現在、最も安いDVDソフトは¥680程度で販売されています。¥1980用意すれば、かなり多くのタイトルが入手できるでしょう。これに対し、ブルーレイのソフトは¥4000以上します。開発費回収と当然より大毛な儲けをメーカーが狙っているので、ソフトは高くなります。高画質だから高くて良いとメーカー側は、考えているのでしょう。しかし、気に入った映画のソフトを買いに行ったとして、タイトルあたり2~4倍もの差がある高額なソフトを買う人がどれくらいいらっしゃるのでしょう?そんなん高いソフトが、そうそう売れるとは思えません。 もし、将来的にブルーレイのソフトが値下がりしても、それに追従してDVDソフトはさらに安くなるでしょうから、両者の価格格差が未来に小さくなるとは考えにくいのです。パソコンのメディアとしても、ブルーレイ(HD-DVD)の20Gバイトでは、中途半端です。250Gバイトのハードディスクが1万円そこそこで十分手に入る状況で、パソコンのメディアとしてそれらが大規模に普及することはあり得ません。だから、私はブルーレイ(HD-DVD)は、 普及しないと私は予想するのです。もし、この私の予想が当たって企業の思惑通りに市場が動かなければ、ある意味痛快です!だって、ハイビジョンはエアチェックすればいくらでも見られるのですから。 しかし、ブルーレイ(HD-DVD)の普及に反対する私の真意は、別なところにあります。現在、DVDプレーヤーやAVアンプに搭載されているIC(これらの動作にはICが不可欠)には、安くて画質音質の優秀なものが沢山ありますが、ブルーレイ(HD-DVD)などの新企画が導入されると、それらのこなれた良いICが使えなくなるのです。これらに変わる新企画のICは、従来の製品よりもいろいろな意味で制約を受ける(コピー防止や、HDMI対応など)ため、画質音質が保てるかどうか?疑問です。なぜなら、新しい規格が先に述べたように音質、画質を優先して決められたものではないからです。結果として、ブルーレイやHD-DVDを取り入れたDVDプレーヤーやAVアンプが従来のDVDソフトを現在の音よりも良い音質で再生できるか疑問が生じます。仮にすべての接続がHDMIに変えられてしまったら・・・。考えるだけでもゾッとします。もし、そんなことが起きたならDVDソフトの音質は、今より悪くなってしまう可能性の方が高いのです。使いもしない新機構が搭載された結果、価格が高くなりDVDの画質音質が悪くなってしまったら、それこそAV機器の退化に他ありません。 ... 続きを読む