AudioAccessory(オーディオアクセサリー) 119号「Supreme emotion!」

118号で書いた「今秋ピュアオーディオが復活する!」という予言は、まずスピーカーから実現しつつある。>



KRIPTON KX-3
定価 ¥240,000(ペア、税別)
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聞いた順番に紹介すると、最初が「KRIPTON KX-3」。すでにメディアで華々しく取りあげられているので「素性」の紹介は省くが、多聞に漏れない素晴らしいスピーカーである。
シルクドーム型ツィーターの持ち味である「癖がなく繊細で、切れ味と透明度の高い音」を強力なマグネットと抵抗のないネットワークにより最大に引き出した「伸びやかで張りと艶のある高音部」。適度にダンプされたクルトミューラー・コーン紙ウーファーの持ち味である「反応の良さ、歯切れの良さ」を伝統的なアルニコマグネット、MEXCELの高品質導体の採用などでとことん引き出した上で、低音の純度を上げるためにあえてバスレフを捨て、 密閉箱を選ぶことで実現した、現在「最速」と呼べるほど「タイト」で「スピーディー」な低音部。選び抜いた素材とシンプルな構造の良さを「入念」かつ「慎重」なテストを重ねながら、とことん練り上げて「煮詰められたもの」だけが持つ「孤高の存在感(オーラ)」が音に出ている。生楽器、生に最も近く音を聞くためのトランスデューサー(変換器)はこのスピーカーしかない。名だたる海外製品を蹴落として、たった20万円強でそれが実現する。ただし、生音のわからない人は聞くべきではない。宝の持ち腐れなってしまうだけだから。

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