ホームシアター(HOME THEATER) 37号「感動の本質」

あなたがホームシアターを作ろう!と思った「切っ掛け」は?新築やリフォームを期にホームシアターを作ると見栄えがするから?それとも最近のメディアの宣伝に触発されたから?それでは、ホームシアターを作ろう!とお考えになられた「理由」はなんでしょう?切っ掛けは様々でも、その目的は「感動できる映画や音楽を楽しみたいから!」に違いないはずです。では?あなたは、どのような「映画」がお好きですか?CGを多用したSFのように派手でわかりやすい映画でしょうか?それとも、マイ・フェア・レディ、サウンド・オブ・ミュージックのような名作映画がお好みでしょうか?確かに、手っ取り早く気晴らししたいときや、気分がハイな時には、展開の速いジェットコースタームービーもいいでしょう。しかし、時代を経ても「名作」と呼ばれる映画や「名演奏」と語り継がれる音楽には、人の生き方すら変えてしまうほど大きな感動の力があります。作品にかかわった「役者」や「演奏家」の人数が膨大であればあるほど様々な要素が混ざり合い、そしてそれらが見事に調和することにより生みだされる「感動の深み」。それはインスタントに創られる作品とは、ハッキリと一線を画します。その感動を家族や友人と共有する事によってもたらされる「感動の広がり」。この「深み」と「広がり」が大きければ大きいほどありきたりの安い感動ではなく、心の芯に響くような大きな感動が生まれるのです。そして、それを求め実現するのがホームシアターの目的であり醍醐味でしょう。
では高価な機器やメディアで様々な賞を獲得した機器を購入すれさえすれば、その夢は叶うのでしょうか?残念ながらそれは違っています。TVや雑誌で広告され様々な賞を獲得した機器を購入しても残念ながら「あなたが期待されるほどの感動」は得られないかも知れません。感動の大きさは「数字」には置き換えられません。それは、そんなに単純で画一的なものではないからです。しかし、メディアはそれを「数字」や「賞」などの目に見える形に置き換えて伝えようとします。その「商業主義的なこじつけ」に無理があるのです。説明しにくいものよりも説明し易いもの、安いものより高いもの、を薦めるのは簡単です。しかし、映画同様インスタントなものに本質的な感動は望めません。確かに、リビングに併設するホームシアターには、仕上がりの美しさや豪華さも時には大事でしょう。でも美しい皿(綺麗な外観)に盛りつけられた料理(設置された機器)がレトルト(深い感動を呼び起こせない)でもよいのでしょうか?
最近、TVでよく「青森県大間のマグロ」の特集が放送されています。あんなに何度も「大間のマグロ」を連発されれば、誰だってそれは素晴らしいごちそうであると思うでしょう。しかし、それがどんなにおいしくても初めて自分で釣った魚を食べたときの感動とくらべたらどうでしょう?どちらがより大きな感動として記憶に残るでしょう?「旨い」=「感動」。「高い」=「感動」。「人が言うから」、「宣伝しているから」、TVや雑誌などのメディアが流す、商業主義の安っぽい宣伝に騙されてはいけません。感動の本質とは、そんな薄っぺらなものではありません。単に高い代価を支払えば、それに見合う大きな感動が得られるのでしょうか?感動は、お金で簡単に買えるほど浅く薄っぺらなものでしょうか?
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ホームシアター 2007年 03月号 [雑誌]


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