ホームシアターファイル 55号「外観 or 中身」

もうすぐ年末の新製品発表ラッシュが始まります。今年はどんな商品が「当たり」でしょうか?プロジェクターは価格競争が一段落したので値下がりは期待できませんが、技術の熟成から地道で着実な画質の向上が期待できます。TVは価格競争がさらに激化し、高級品と普及品の部品の共通化が進んだ結果、高画質を謳っていない普及価格製品の中に優れた画質を持つモデルを見つけられることがあります。TVの価格は内容ではなく生産数で決まりますから、画質を価格で判断するのは早計です。
価格と性能が一致しないのは、プロジェクターやTVばかりではありません。デジタル家電は量産で驚くほど安くなります。高級品が高いのは生産数が少ないためで、外観はともかく普及品と大して違わない部品で組み立てられた結果、価格は高くても内容の伴わない「高級品」が溢れているように思います。いずれにしても、普及モデルと高級モデルの品質差は前よりも小さくなっていますから、シアター関連製品のご購入時には価格や宣伝(雑誌やマニアの噂を信じると痛い目に遭います)などで選ばず、実際に「納得するまで比較する」ことをお薦めします。
逸品館はそんなお客様の悩みを解決するため、お店が責任を持って商品を選ぶ「セレクトショップ」として20年前にスタートしました。インターネットの本格的な普及以前から自社でHPを立ち上げ、豊富な製品情報やお役に立つ使いこなしのテクニックをいち早く発信し、さらにどこより早く2000年からAVアンプの高音質化に取り組み、市販品の改良モデル(カスタマイズモデル)を逸品館オリジナルブランドAIRBOWとして発売しています。特に最近、前述したような理由から「メーカーの高級品の多くがベースモデルとパーツと外観だけしか違わなくなった結果」、外観を変えずに中身だけを大幅にグレードアップしているAIRBOW製品のコストパフォーマンスが高くなったように感じられます。
現在ラインナップされているシアター関連のAIRBOW製品は、同じ価格帯の2chピュアオーディオ製品の音質を確実に越えるほどの水準に達しています。その音質を他社のAVアンプやDVD(BD)プレーヤーと比較すると、誰もがその「圧倒的な違い」に驚きますが、中でもmarantz AV8003/MM8003をカスタマイズしたモデルは秀逸で、ベースモデルの優れた機能に加え、音質は200万円クラスまで含めた他社の追従を全く許しません。最新モデルのBD7004/Special・NR1501/Specialの音質は、他社の最高価格クラスのBDプレーヤ-、AVアンプに匹敵するほどに仕上がっています。AIRBOW製品の優れた音質と逸品館の音作りのノウハウをご覧頂くために参加したハイエンドショウトウキョウ2009では、AIRBOW製品を中心に専用ブースで3日間デモンストレーションを行い、音源出版のブースと人気を二分するほどの大盛況でした。
後悔しない製品をお探しなら、価格ばかりに気を取られず“実質的な性能”に厳しく目を向けて「本物の製品」を見つけて頂ければと思います。迷ったとき、わからなくなったときは、お気軽に逸品館にご相談下さいませ。きっとお力になれると思います。

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