ビリー・シーン、ジョン・メイヤングも裸足で逃げ出そうかという当代最高のベース・プレイヤー、ブライアン・ブロンバーグ。
エレキ、ウッド、ピッコロなど多種のベースを神の如く駆使して、バキバキ、ブインブイン、どんな運指で演奏しているのか想像がつかない超絶テクで作品ごとに聴き巧者を唸らせていますが、最新作は全曲ベースとドラムだけでジミヘン・ナンバーを再現。ブードゥー・チャイルド、ヘイ・ジョー、パープル・ヘイズなどロックファンにはお馴染みの代表曲ばかりなのでアレンジの斬新さも一目瞭然です。
ベースとドラムだけと言う簡素さは奏者が下手くそだとスカスカでデモ音源にしか聞こえないでしょうが、超技巧派2人のプレイだけに楽曲本来のソリッド感がより際立って感じられます。
ジミヘンの命を燃やすようなパワー感とはまた違う世界ですね。ドラムはジェフ・ベックの最新作&ツアーにも参加している名手ヴィニー・カリウタです。
貴兄ご自慢のオーディオ装置で是非、この凄テク&圧倒的低音ワールドを堪能して下さい。
私は数年前、この人のライブをブルーノート(当時)で観ました。やっぱり凄かったです。
でも見た目はボサ~っしたフツーのオジサマでした(笑)