ジャズバンドの花型はやはりドラマー!自分もドラマーの端くれでもあり、ついつい音楽を聴く上で、ドラムパターンが気になってしまいます。
ブルーノートの現在の重鎮と言っても過言ではない存在のロバート・グラスパー、彼の2013年のアルバム BlackRadio、このアルバムは私などが説明するまでもなく大変素晴らしい内容ですので、ぜひお聴きいただきたいのですが、
今回の主役はこのアルバムでドラムを担当している(今や多方面で引っ張りだこですが) クリス・デイヴ!彼のドラミングは本当に素晴らしいです!!!1つ前のアルバムでは素晴らしいジャズドラムを披露していますが、このアルバムではまるでサンプリングパターンをプログラムしたヒップホップのトラックにしか聞こえないようなパターンを、手動で繰り出しているのです!(菊池成孔 氏曰く、「ジャズをやっているだけでは到達できない、リズムマシーンを経たことで初めて表現できるリズム」)
テクニックをひけらかす方向ではなく、テクニックを駆使してあえて揺らいだようなパターンを、正確に打ち出す姿はまさに職人!
バンドリーダーのロバート・グラスパー(p)デリック・ホッジ(b)も含め、全員がボスキャラのモンスターバンドですが、演奏は至ってクールで、多彩なゲストの歌もの中心ですので大変聴きやすく、まさにあっぱれ!次作 BlackRadio2ではノラ・ジョーンズもゲスト参加しています!
クリス・デイヴのプレイを楽しみたいオススメのスピーカーは
●GRAHAM AUDIO LS5/9
定価650,000円~ 販売価格はお問い合わせ下さい!
往年の名器 BBCモニター LS-5/9のサウンドを現在の技術で精密に復刻したレプリカモデルです、楽器や人間の声に「魂」が宿ったような鳴り方は、聞いている人間を音楽の世界に引き込みます。
このスピーカーはまさに、クリスの人力でのマシンビートの再現につながる存在です!