皆様こんにちは!
今回は現在お台場で行われております「ハイエンドショウトウキョウ2014」でも活躍中のAIRBOWミュージックサーバーPC「MSS(MSP)/MSHDシリーズ」を更に高音質に楽しめる「HQ Player」の設定・再生方法と簡単な音質レビューをご案内させて頂きます!
※今回はオーディオPCとしての側面からご案内させて頂きます。
~ HQ Playerとは~
アメリカはSignalystからダウンロード販売されている、高性能オーディオ再生ソフトウェアです。
WindowsやMac、そしてubuntu-Linuxにも対応し、OSの制限を受けない(受けにくい)幅広い対応も魅力の一つです。
MSHDはCentOS-Linuxをベースにチューニングを施したOSで本来は対応していないソフトウェアなのですが、 製造元のiCatの技術でAIRBOW-MSHDには実装されています。
・対応フォーマット
CDDA(オーディオCD)
FLAC
DSD-IFF
DSF
RIFF(WAV、DSD含む
AIFF
※ mp3等は対応していませんので、mp3を再生する場合はMSHDに標準搭載のVLC MediaPlayerをご利用下さい。
~操作方法~
①デスクトップにある、「HQPlayerDeskTop」アイコンをクリック
ソフトが起動します
②起動すると下記の画面が立ち上がります
③ツールバーから「File」→「Setting」を選択
接続している「USB-DAC」を接続する。
※HDMIで接続する場合は出力HDMI端子を指定。「オーディオデバイスが認識できない」旨エラーが出る場合があります。
④DSDファイル再生の設定を行う場合は同じくツールバーから「File」→「DSDIFF/DSF Setting」を選択。
「DirectSDM」の項目にチェックを入れる
⑤再生ファイルの指定を行う。
⑥再生ファイルのサンプルレート設定を行う。
◯DSDファイル以外の再生の場合
括弧右側の「出力モード選択」項目を”PCM”に変更する
次に左隣の括弧「サンプルレート設定」項目を設定
(設定した数値で信号が出力されますがDACが対応していない場合は出力されません。)
※注意:下記写真の括弧内「フィルター設定」項目を”none”にするとサンプルレート設定は行えません。
◯DSDファイル再生の場合
括弧右側の「出力モード選択」項目を”SDM(DSD)”に変更する
次に左隣の括弧「サンプルレート設定」項目を設定
以下のテストは「MSP-i5/MSHD」にTeacのDSD対応DAコンバータ「UD-501」を組み合わせて行いました。
○音質比較
wav(16bit/44.1KHz):Waltz for Debby『My Foolish Heart』
・VLC Media Player
-ここが良い所-
押し出しが強く、力強く明快な表情。
パンチの効いた表現でロックやポップスはノリ良く聴くことができるのではないでしょうか。
-ここが弱点-
力強いが全体的に音が荒い。細やかな表現を得意とするスピーカーと組み合わせると少々あらが目立つ感じがします。
・HQ Player
-ここが良い所-
全体的に滑らかで広がりのある表情。しっとり、落ち着いた”大人の表情”を楽しめます。
高級なオーディオプレーヤーで聴いているかのような(一瞬、PCで聴いているかのような)音楽性の豊かな表情が現れます。
-ここが弱点-
音質には全く不満が無いが、操作性で少々難解なところがある。
○音質評価
DSD(2.8M):Waltz for Debby『My Foolish Heart』
・HQ Playerのみ
一聴して、音の深み(奥行き感や、潤い)が異なるのが解ります。
CD音源(16bit/44.1KHz)でも「良いな」と思っていましたが…正直、ハイレゾやDSDで初めて”良い音だな!”と思える再生環境に出会えましたね。
このようにミュージックサーバー用途だけでなく、高音質オーディオPCとして楽しめるARIBOW_MSS(MSP)/SMHDシリーズ!
PCオーディオでも、ピュアオーディオプレーヤーには無い表現力で楽しめるハイスペックオーディオPCとしてお薦めです!!
順序は逆ですが、次回は初期導入から簡単な設定方法までをご案内させて頂きます!
AIRBOW_MSS(MSP)/MSHDのお求めはこちらより>>
Gaudio HPにて「AIRBOW_MSP-i5/MSHD」をご紹介頂きました!!
リンク先はこちら>>