LUXMAN新型セパレートアンプ C-700uとM-700uをお借りしました。

LUXMANより10月下旬発売予定の新型セパレートアンプ「C-700u」「M-700u」をお借りしましたので、従来モデルの「C-600f」「M-600A」と簡単に比較してみました。

プリアンプ 

C-600f 定価500,000円(税別)

現在大特価販売中!→ご注文はこちらより

フロントパネル トップパネル リアパネル
600_F 600_T 600_R

大きなつまみはセレクターとボリュームの2つだけと非常にシンプルなデザインです。入力や音量の必要な情報が表示されますが字が小さいので見づらいです。

フロントと同じ仕上げです。

入力・出力がわかりやすく配置された、シンプルなパネルです。

C-700u 定価580,000円(税別)

在庫入荷いたしました!→ご注文はこちらより

フロントパネル トップパネル リアパネル
700_F 700_T 700_R

?C-600fからの変更点は、BASS・TREBLE・BALANCEの調整つまみがついたことと表示が拡大される機能が追加されたことです。

ZOOM

?D-06uなどと同じ光沢のあるパネルになりました。

?シンプルなパネルは引き継がれていますが、EXT PRE IN端子が追加されました。AVアンプとの接続に活用できます。

EXTIN

パワーアンプ

M-600A 定価500,000円(税別)

現在特価販売中!→ご注文はこちらより

フロントパネル トップパネル リアパネル
600A_F 600A_T 600A_R

?電源(スタンバイ)スィッチとRCA/XLR切り替えスイッチ・メーターの照明スイッチだけのシンプルなフロントパネルです。

大きな放熱孔が、左右に配されています。純A級アンプなので発熱はかなりのものです。

RCAとXLRが左右に分かれて配置されています。大型のスピーカー端子は6mmのYラグとバナナプラグに対応しています。

 

M-700u 定価580,000円(税別)

在庫入荷いたしました!→ご注文はこちらより

フロントパネル トップパネル リアパネル
700U_F 700U_T 700U_R

?M-600Aから大きく変更されたのは、やはりVUメーターでしょう。600のイルミネーション?も格好良かったのですが、よりオーディオアンプらしい外観になりました。

?プリアンプと同様に光沢のある厚手のパネルの左右に細かく分かれた放熱孔があります。高級感を感じます。

スピーカー端子はM-600Aと同じで、6mmのYラグとバナナプラグに対応します。RCAとXLRの端子は、左右対称に配置が変更されました。また背面のスイッチでバランスのホットを反転する事ができるようになりました。

XLR23

試聴インプレッション

クラシック・ジャズ・女性ボーカルを600セットと700セットで聴き比べてみました。

使用機材はプレーヤーが「LUXMAN D-06u」、スピーカーが「B&W 805SD Maserati-Edition」です。

 

  C-600f + M-600A C-700u + M-700u

index

Art Pepper meets The Rhythm Section

RCA接続:

高域はやや控えめでおとなしいですが、サックスの音が前にしっかりと出てきます。ベースも膨らみすぎず、ほど良いバランスでリラックスして音楽が楽しめます。

XLR接続:

RCA接続に比べて高域が目立つようになります。響きが後退するかわりに一音一音が明瞭に聞こえます。

RCA接続:

600セットよりメリハリが感じられる。ドラムに硬さが感じられるので、エージングが不足しているかもしれません。中低域は600セットより厚みを感じます。

XLR接続:

RCA接続時に感じたメリハリ感がおさまり、落ち着いた演奏になる。600セットと同様に響きが交替した事によって少しHifi調ですが良い音で音楽を聴いている実感が得られます。

?ブラームス

 

ブラームス

交響曲 第2番ニ長調

RCA接続:

響きの美しさが心地よく滑らかな演奏で楽しめますが、もう少し低音の量感があってもよいように思えました。

XLR接続:

RCA接続に比べて音の分離がよくなります。低域も出てきます。ですが全体的に少し硬さを感じます。

RCA接続:

600セットに比べて中低域の厚みと広がりが増し、演奏に迫力が出てきます。

XLR接続:

RCA接続より音のきめ細かさと透明感を感じますが、少し音が細く感じます。高音が目立つようになりRCA接続時より緊張感のある演奏に聴こえました。

?のら

NORAH JONES

come away with me

RCA接続:

高域はそれほど伸びていませんが、ボーカルがハッキリと目の前に浮かぶようにつややかに聴こえます。

XLR接続:

RCA接続に比べると全体的にハリが出てきて、つややかさが後退します。

 

RCA接続:

600セットよりボーカルが近く感じます。600セットがステージより10列ぐらい後ろの席ならば、700セットは最前列で聴いているかのように感じました。

XLR接続:

歌い方が「すました」感じになりました。RCA接続の方が「色気」を感じました。

まとめ

今回「ほぼおろしたて」の状態でやってきました「C-700u」「M-700u」ですが、到着してすぐにエージングを開始しました。

一晩ならしこんでからの600セットとの比較でしたが、まだまだ本領発揮とは行かなかったものの随所で600セットを超えるポイントを感じました。

その他にはプリアンプのズーム表示には「LUXMAN」の使いやすさを追求したおもてなしの心を感じましたし、パワーアンプのVUメーターにはオーディオマニア心をくすぐるものを感じました。

十分にエージングされた状態なら間違いなく600セットに圧勝していた事でしょう。

もう少しお借りしたいところですが、10月18日(土)のお昼過ぎには返却しないといけません。

短い期間ですがぎりぎりのお時間までお聴きいただけるように1号館試聴室に設置しております。

一足先にお聴きになりませんか?

 

 

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