高音質NAS同士を比較してみました。

皆様こんにちは!

大阪では今日からハイエンドショウ2014が開催されますね。
心斎橋・南船場から少し距離は離れておりますが、逸品館へもお越しいただけましたなら幸いでございます。

さて今回は前回に引き続きネットワークオーディオ関連のご案内です。

今回はBuffaloの高級オーディオ用NASブランドDELAよりエントリーモデル「N1A」との比較を行います!
※DELAはメーカー代理店よりレンタルしました。

最近はNA8005がDLNAネットワーク再生でもDSD再生に対応して話題となっていますがこのDELAのNASそして当然、AIRBOW_MSHDシリーズもネットワークでのDSD転送に対応しています。
なおDLNAでDSD再生可能NASとしてBuffaloが世界初を謳っていますがその半年以上前にiCatがAIRBOWミュージックサーバー「SSS-2013」として発表しております。

それでは外観および使い勝手をレビューします。

◯外観

前からフロントUSB入力(USBメモリ等の楽曲をDLNAで認識させる用です)
一般のプレーヤーやアンプくらいのサイズはあります。


リア側からUSBが3系統
・USBメモリ等の楽曲をDLNAで認識させる用
・HDDなどを接続して容量を拡張する用
・バックアップ・復元用
LANが2系統
・LAN→通常のDLNA接続用
・PLAYER→プレーヤーとN1Aを直接接続する用


どの機器で、どの楽曲がなってるのが表示されるのはかなり好印象ですね。

◯サイズ比較

基準として人工大理石ボードの「JDB354512」を使用します。
※サイズは横:450mm 奥:350mm 厚:12mm となっております。

①DELA N1A

サイズは目一杯。
通常のオーディオ機器サイズと同じサイズですね。

②MSS-i5(i3)/MSHD ※MSSシリーズは筐体が共通

ACアダプタ込でもボードの半分も場所をとりません。
非常にコンパクトです。

③MSP-i5/MSHD

写真にはACアダプタが写っていませんが、仮にACアダプタがあっても
奥行きは余裕があります。

◯データベース登録方法。

①DELA…Shareフォルダに保管するだけです。

②MSS(MSP)/MSHD…フォルダに移動後、「MediaTomb」でデータベース更新を行う必要があります。

◯音質比較 Cyndi Lauper:Time After Time(DSD音源)
・プレーヤー:AIRBOW_NA8005/Studio
・アンプ  :Hegel_H80
・スピーカー:VIENNA_ACOUSTIC_BEETHOVEN-BABY-GRAND-SE

①DELA_N1A
中域の密度感が良く、全体的に”濃い”表現。
密度感が高い反面広がりのある表現は乏しいように感じます。

②MSS-i5/MSHD(musica)
一気に音に広がりが出ます。狭い部屋で演奏されていたのが
まるで広いホールで演奏されているかのような空間の違いを感じます。

③MSS-i5/MSHD(MediaTomb)
musicaでも表現に広がりを感じることができましたが、そこに艶や潤いのある
表情が加わります。

◯音質感想
印象としては、ヴォーカルの力強さや前に押し出してくる感じは「DELA_N1A」は
非常に良く、既存のNASから見ても高音質です。

しかし、濃すぎる故に音が重い印象は拭えず、空間表現が狭い事は
様々なジャンルを聴くと躍動感の不足などを通して感じられるでしょう。

元祖高音質ハイエンドオーディオ用NASとも言える「MSS(MSP)/MSHD」の持つ
自然で広がりのある表現は既存のオーディオ用と謳われる高級NASでも満足のいかない、
本当に高音質なネットワークオーディオ環境を構築されたい方に自身を持ってお勧めさせて頂きます。

◯操作性感想
更にPCとしてもスペックの高いMSHDシリーズはネットワークプレーヤーからの
楽曲変更(フォルダ変更)の際にももたつく事なく滑らかに切り替わります。
※N1Aはタイムラグが数秒以上ある場合があります。

これは専用設計されたOS「MSHD」の効果も大きいと考えます。
登録時だけの一手間を惜しむだけで操作感度および音質を手放されるのは非常に勿体なくないですか?

1号館店頭では「MSP-i5/MSHD」を常設展示しております。
PCオーディオ時での音質や使い方等ご不明な点などございましたら、お気軽にご相談下さいませ!

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