ミュージックサーバー DMS-i3のご紹介

逸品館ブログをご覧のみなさま今日は逸品館、木村でございます。

今回はAIRBOWミュージックコンピュータより
ミュージックサーバーDMS-i3をご紹介させていただきます。

こちらのDMS-i3は画像にもある通り
横幅14.1cm、奥行き20.5cm、高さ5.8cmで重量は約4kgの
片手で持てるくらいの小型モデルとなっておりますが
その音質は侮れません。

このDMS-i3は「GUIを省き高音質を実現しました」
と説明させていただいていますが
先日GUIが何かわからないとご指摘を頂戴しましたので
簡単に解説させていただきます。

上記の写真はDMR-i5のディスクトップ画面なのですが
まさしくこれがGUI(Graphical User Interface)環境です。
普段目にする事のあるMacやWindowsの画面がGUI環境で
簡単に言えば目で見て(グラフィックス)直感的に操作できる
環境といった事でしょうか。

それに対してGUIレスになっているDMS-i3や
Enterprise RoonEmbeddedは下のような画面になります。

昔からコンピュータをいじっている人には懐かしい?、
黒画面に白文字が表示される画面これがGUIレス環境となります。

画像はWindows10環境からターミナルエミューレータを使ってsshで
ネットワーク越しにDMS-i3にログインしてますので一部Windowsの画面も
見えていますがDMS-i3にディスプレイを接続すると
黒背景に白文字の画面が出てきます。
この画面はGUIに対してCUI(Character User Interface)と呼ばれます。

Character=キャラクタ=文字でコントロールする画面という事です。
決まったコマンドを文字にして打ち込む事になって動作させる事ができます。
例えばrebootと入力すればリブート=再起動がかかります。

何故こういった環境を用意しているかと言いますと

もう一度、GUIの画面を見るとウィンドウに色々表示してくれて
便利なのですが、この表示にもCPUパワーを食われている訳です。
という事はそれを止めればCPUにも余裕ができて
更に高音質が実現できるだろうという考えを元に
(ミュージックコンピュータの場合)この画面をやめて
先ほどの黒バックに白文字のCUI環境にしてあります。

設定は全て外部のブラウザにてコントロールしますので、
GUI環境は無くても大丈夫だろうという考え方です。

昔からのPCのパワーユーザー様はよく理解されている方と思いますが
PCのパワーが非力だった時代には解像度を下げて動作を
軽くするという考え方がありましたが、それと同じ事です。

同じ理由でサーバーなども普段はGUI環境は不要ですので
CUI環境で動いている事が殆どです。
(NASなどの機能を実現するソフトは
CUI環境で動きますので)
市販のNAS等も殆どCUI環境で動いています。

このDMS-i3も主な機能はAssetUPnPを利用したサーバー
(NAS)機能で以前からあるDLNA対応のネットワークプレーヤー等に
高音質で音楽を配信するのが主な目的となっていますが
この機能を利用する事で弊社のミュージックPCにも搭載されている
JRiver Media Center にも音楽を配信する事が可能で

たとえばMBN-i7(完売いたしました)等、データ領域に余裕がないモデルの
データ領域拡張にも使用可能です。
実験してみましたが、USBタイプのHDDをMBN-i7(完売いたしました)に
接続するよりもLAN経由でDMS-i3に接続するほうが
音質が良い位でした。音楽専用サーバーとして設計
されていますので拡張用に最適かと思います。
当然MacやWindowsで動作しているJRiver Media Centerへの
配信も高音質で可能です。

DMS-i3には残念ながらRoon Coreにはなりませんが
Roon用の配信サーバーにする事は可能です。
Roonの設定画面よりDMS-i3を指定していただければ
簡単にストレージとして認識します。

同じネットワーク環境であればAIRBOW製のミュージックPCを
使用したRoon Coreの他、MacやWindowsで動作している
RoonCoreにも配信可能です。

過日お問い合わせがあり、DMS-i3と市販のNAS
(Synology DS218J にSSDを搭載したもの、
ファイルの転送速度はDS218Jのほうが速いです)と
DMR-i5を利用して比較試聴を行いましたが、
DMS-i3を標準の電源を使っても全く勝負にならないくらいの
音質差でした。

Synology DS218Jは音が全体的に硬く、昔のCDプレーヤーの
ような音質で全くもって音楽を楽しめませんでした。

DMS-i3が柔らかく立体的で音数も格段に多く、
ネットワークから音楽を読み出しているとは
思えない音質でした。

Roon Coreだけでなく音楽を送り出すサーバーの品質が
音質に相当影響する事を痛感した次第です。

もちろんMacで走っているRoon CoreにもDMS-i3から
ファイルの配信は可能ですので上位モデルはなかなか手が
出ないという方にもオススメです。

上位モデルをお持ちで記憶容量を拡大したい方にも
最適かと思います。何卒よろしくお願いいたします。

DMS-i3 現金で購入する
DMS-i3 カードで購入する

 

カテゴリー: AIRBOW, PCオーディオ, お薦め商品紹介, オーディオ, 本日のブログ パーマリンク