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女子部はみんなFF派!ファイナルファンタジーXIII
投稿者「逸品館代表 清原裕介」のアーカイブ
逸品館メルマガ345「2015年2月27日号」
ここしばらく「脳の疲労?」から、短期記憶力が減退し、WEBサイトの構築など記憶が重要な複雑な作業(パズルを解くような)が捗らなかったのですが、家系的に高コレステロールによる動脈硬化が疑われるので、悪玉コレステロールを低下させる「ロトリガ(武田薬品)」という処方薬(いわばEPA+HDAを含む良質なサプリですが)を飲み始めたところ、脳機能がかなり回復しように思います(と本人は感じています)。少なくとも、これまで億劫だった作業が苦にならなくなったので、懸案だった社内データーベース・プログラムの製作と現在使用中WEBサイトの改善(今年中にシステムを刷新しますが、とりあえずの使い勝手向上)に取り組み始めました。 自社の古びたWEBサイトを改めて見てみると、良くこれほど提案がうまくできていない(情報と商品の連携が悪い)WEBサイトをお客様がよく使ってくださっていてくれたなと、とてもありがたくなりました。しばらくはまだ、小変更ですが、年内には様々なサービスを画期的に改善いたしますので、今しばらく「どんくさい逸品館のWEBサイト」にお付き合いくださいませ。 WEBサイトの再構築(再設計)に取り組むため、今一度現在のWEBサイトやWEBショッピングの動向を振り返ると、ここ数年(スマホの登場)で随分変わったという印象を受けます。これからもWEBショッピングは伸び、実店舗の存在価値は下がるでしょう。同時にお買い物がさらにWEBサイトへと移動し「大量に商品を掲載している」・「安く売っている」ことがこれまでよりも重視されるように思います。 百貨店は「楽天」などのショッピングサイトに変わり、WEBサイトで実力を伸ばすのは「家電量販店」のように「仮想大店舗」をかまえるサイトになるでしょう。これは仕方がない「変化」ですが、それが進むと「現実と空想」の世界がどんどん乖離して行くように思います。 これは憂うべき事態です。 本来オーディオ製品のように「自分で聞かないとわからない」商品は、WEBなどの評判ではなく「実際に聴くべき」です。けれど、店舗に出向かず「大量の情報が得られる=安心感を覚える」とお客様が誘導されると、売れ筋は本当に良い商品ではなく「売れやすい商品=わかりやすい商品」に集中します。けれど、行列のできるお店が「必ずしも美味しい=自分の舌に合う」(私の経験では、行列自慢のお店は大体不味い=お客様を延々待たせるような性格の人が、人の心を打てるようなよい仕事ができるはずないと考えています)とは限らないように、「売れている=良い製品」であることは実は希なのです。そういう言い方が違うなら細かく探せば「売れているよりも良い製品」を探し出すことができるのです。 また、「他人の噂が気になるような未熟な耳」では、人の噂を信じて堂々巡りを繰り返すばかりで、一向に耳が良くなりません。感性は「本当に良いものとの巡り会い」があれば、急速に育まれます。一刻も早く、本物と出会えることが大切です。 そんなこと別に構わないとお考えですか? もちろん「味」や「音」がわからなくても、楽しく暮らせます。けれど「人間の深さ」や「人生の味わい」を知りたいとお考えなら、味や音に対する感性を磨くことは大切です。人が美味しいという食べ物を、とりあえず口にする。そしてその味を噛みしめ、好き嫌いは別にして「なぜなのか?」を深く考える。 音も同じで、見識のある人が良いという音を「その良さがわかるまで聞く」。逆に悪いという音を「なぜ悪いかわかるまで聞く」。そういうことを繰り返しながら、感性と心(人格と言い換えても良いでしょう)は育ちます。 残念なことに今の教育は、子供達からそういう「なぜ」を感じる力を奪い、ただ「付和雷同することが美徳」のように教えています。 はっきり言いますが、「善し悪しを知る」ことと「自分の好みを変わる」ことは違います。正しい善し悪し(スタンダードな評価基準)を知ることは、逆に自分自身の「個性」を発見する近道なのです。 世界で唯一無二のあなたの個性。他の誰でもないあなた自身。 それを探すために、「良い音」を探す旅に出ましょう。道に迷いそうになったら、逸品館の製品評価をご覧ください。間違っていない、完璧だとは言えませんが、自分の感じる事を感じるままにかいているので、何かの参考にはなると思います。 ... 続きを読む
逸品館メルマガ344「2015年2月20日号」
逸品館をスタートして25年以上が過ぎ、私の人生も締めくくりに向かいつつあります。30代40代はまだそれほど「終わり」を意識することはありませんでしたが、50代も半ばを過ぎると「何を残すか」を考えるようになります。 人生の大半を「オーディオ音質向上」に取り組み、またすでに他界された先人達の思いを引き継ぐ者として、日本に花開き、根付いた世界でも有数の「オーディオ文化(再生音楽文化)」を正しい形で残したいと強く考えます。 「正しい形」とわざわざ書くのは、日本の大企業が私欲のままに、オーディオ文化をねじ曲げ、間違ったコマーシャルを続けて、間違いを力ずくで正当化しているからです。彼らが言う「良い音」とは、音楽をより良く、より深く楽しむための音ではなく「自社製品の間違いを正当化し、販売台数を伸ばす」ためだけの広告です。現在の音楽市場がこれほど荒れ果ててしまったのをすべて「企業の責任」とは言えませんが、その責任の一端はまちがいなく彼らにあります。けれど同時に彼らは、オーディオを大衆の物とした立役者でもあるので、問題はそう単純ではないのですが。 企業が犯した「音楽冒涜」に近い間違いの発端は「金に魂を売った」ことです。今や売れている音楽、お金になる音楽は「風俗まがい」です。J-POPもK-POPも海外のPOPSもそうです。風俗という言葉がキツすぎるなら「あまりにも世俗的」で短絡的です。もちろん、そういう世俗的な快楽の表現も音楽の一つですから、それらをすべて批判したり否定するつもりはありません。けれど、子供の頃から訓練を積みあげ、なおかつ人としての厳しい鍛錬を超えて完成する「芸術音楽」の素晴らしさが、それらに比べて評価されていないのも事実です。 確かに高度な芸術は、それなりの教養を持っていなければ「真の素晴らしさ」を理解するのは難しいかも知れません。けれど、それが「素晴らしいもの」であるか「そうでないか」は、赤ん坊にだってわかります。そのためには「正しい音」でオーディオが鳴る必要があります。 私が言う「正しい音」とは、音楽表現に必要な情報が「正確なスケール(狂いのない形)で再現される音」です。こういう音のオーディオ機器を生み出すために必要なのは「測定器」ではありません。測定ではわからない、机の上では決してわからない「音を正しく聞き分ける能力」です。オーディオ機器はいわば楽器。楽器の調律と同じようにオーディオ機器の狂いを排除しなければ、良い音楽がよい者として伝わりません。イヤホンやヘッドホンを否定するわけではありませんが、それだけに頼っていては「決して伝わらないもの」があるのです。 私は残りの時間で、可能な限り間違いを間違いだと知らしめ、素晴らしい音楽家が遺してくれた「名演奏の録音」という「大切な遺産」を一人でも多くの方に、正しい形で知って頂きたいと強く願っています。そのためにこれからもより手に入りやすく「音楽の本当の良さ」を伝えられる機器を販売し、生産して行こうと考えています。 ... 続きを読む
逸品館メルマガ343「2015年2月6日号」
逸品館は、高級オーディオ専門店です。規模の大小にかかわらず、販売店には売り上げと利益の増進が求められます。最近ではテレビに変わる商品を求めて、カメラ屋や家電量販店がオーディオに参入し「価格競争」がさらに激しくなっています。しかし、も「消耗品」ではないオーディオ機器を価格に任せて乱売するのは長期的に見ると逆効果です。 購入という行為が生み出す満足は実に儚く、短ければ数日、長くても数ヶ月は続きません。けれど新製品が矢継ぎ早に発売され、購入した直後から価格がさらに下がる。頑張って購入したはずの商品が、心ない価格でたたき売られるのを見ると悲しくなると思います。 お客様の「射幸心」を煽ることで短期的には売り上げは増進するでしょう。目先に価格をぶら下げて、不要なものを衝動買いさせる。そんな販売方法で果たしてお客様は、本当に幸せになるのでしょうか?今の消費は、過度にお客様を不幸にすることで成り立っていないでしょうか? 販売することは、お客様と関わりを持つことです。その関わりが暖かく、優しいものであればあるほど、人は互いに深い幸福感を得られます。けれど最近の消費は、「目先の欲望を満たす事ばかり」が優先され、深いところにある大切なものが忘れられているように思います。 逸品館もこれまでコストと手間暇をかけて「良い製品」を掘り出して自社のHPで宣伝を開始して、やっと認知が高まり売れ始めた途端に量販店やネットショップなどから「安売り」を仕掛けられ、「ブランドごとつぶされてしまった」ことが多々あります。今も逸品館が発信する「情報」によって他店での販売量が変わると聞いています。 価格や地の利で購入店を選ぶお客様を責めることはできませんが、頑張った結果が戻らないことに疲れ果て、お客様への積極的なオーディオの楽しみの提供を怠っていないだろうか?どうせダメと諦めていないだろうか?インフルエンザによる「強制休養」で、気持ちがすこしリセットされました。 趣味製品の購入で一番大切なのは、「求める製品との出会い」です。購入の達成感に消費(使いこなす)という継続的な喜びが加わることで、製品は代価以上の輝きを持つようになります。お客様と販売店スタッフでその喜びを分かち合うことができれば、幸せはさらに深まります。 あまりにも短期的な消費を優先するあまり、様々な高級品が異常に値上がりしています。こんな時代に「価格」という価値観のみで満足を得ようとすれば、予算は際限なく膨張します。音楽をより良い音で楽しむための方法は、より高価な製品を購入することだけではありません。オーディオ機器は「組み合わせのバランス」をきちんとご提案することで、価格の10倍の音質を発揮する不思議な機械です。そして、使いこなせれば、使いこなせるほど、音質はどんどん良くなります。逸品館はこれからも「価格を超えた感動」を感じていただける、オーディオ製品をしっかりとお薦めして行ける、そういう専門店でありたいと考えています。 ... 続きを読む
逸品館主催「ハイエンドショウ&商談会」本日より開始します!
イベントは終了いたしました。多数のご来場、誠にありがとうございました! いよいよ本日11時より3日間の日程で、「ハイエンドショウ&ご商談会」をハートンホテル南船場にて開催いたします。... 続きを読む
逸品館メルマガ342「2015年1月16日号」
古くからのお客様ならご存じでいらっしゃると思いますが、今でこそ「オーディオ専門店」として知られている逸品館ですが、開業当初は、中古・新品にかかわらず「安く仕入れられる商品」は何でも置いていました。時計貴金属・革ジャンパーなどの販売も手がけました。 当時は店員も私しかいなかったので、複数のお客様が来店されたとき説明不足にならないよう「Pop」を詳しく書きました。その当時のアイデアをそのまま発展させると、「ドンキホーテ」のような形になったはずです。 次に学生時代の中古カメラ屋」でのアルバイト経験を生かし、全国でいち早く「ビデオカメラの下取り交換」を開始しました。当時の電気店では「下取り」という形式がなく、下取りができるカメラ店では「ビデオ」を扱っていなかったからです。 この「下取り交換」というシステムを雑誌で一番最初に「下取り表」として日本で一番早く雑誌広告に取り入れたことで、「逸品館」はビデオの下取り交換ができるお店として業績を伸ばしました。 けれどその黎明期には「こだわり」が生かせた「ビデオカメラ」も進歩するに従って個性が薄れ「専門店」として扱うにはありきたりの商品になりつつありました。特殊性が薄れた商品を売るには「数」が勝負です。けれど「数」を売るには「販売の質」を落とさねばなりません。この時に、逸品館は「カメラ店」のような「大量販売店」になるか、規模を拡大せずに「専門店を継続するか」の選択に迫られます。 けれど販売を拡大するため「何でも売る」というのは、「自分が良くない」と感じる商品も売らなければならなくなります。それは設立時の「セレクトショップ(お客様に納得を売る)」という目標を捨てなければなりません。悩んだ結果、「ビデオを捨ててより専門的な商品」を探すことにしました。 候補として残ったのは「宝石類」、「衣類」、「食品」などの嗜好性の高い商品ですが、どれもこれも「家電品」ではありません。そこに浮かび上がったのが「オーディオ」。「家電品」でありながら、オーディオは嗜好性が飛び抜けて高い商品です。この時に「オーディオ専門店逸品館」が生まれました。 設立当初から変わらない逸品館のポリシーは、「正しい情報を提供すること」です。お客様が購入なさった商品が求めていたものであるかどうか?それはとても大切なことだからです。平成元年の設立から、早くも25年以上の月日が流れ、逸品館は良きお客様に恵まれ続けています。 けれど社歴を重ねるごとにお客様も同じように年齢を重ねられます。これからの逸品館の課題は「世代を超えるて大切にしている志を伝える」こと。世代を超えて「大阪商人の心(がめつさではなく、親切さ)」を伝えられればと感じています。 ビジネスとして利益を追求することは、継続のために絶対です。けれど「本当に大切なもの」はお金だけではないはずです。時代と共に「変わるもの」。時代が変わっても「変わらないもの。世代が変わっても「変わってはならないもの」。オーディオ販売を通じる繋がりの中で生まれる「何か」を今までも、そしてこれからはより一層大切にしたいと考えています。 ... 続きを読む