社長のうんちく」カテゴリーアーカイブ

逸品館メルマガ246「仕事と遊びのバランス」

大型連休中でも、私達は仕事です。大変だな~と思われるかも知れません。確かにまとまった休みが取りにくいのは、私達のような接客業に共通する悩みだと思います(接客業だけではありませんが)。しかし、良いこともあります!それは、平日にお休みが取れることです。まとまった休みが取れない変わりに、ゴールデンウィークの「込んでいる・高い」という悩みから解放されるのは嬉しいことです。特に5月に実施する「社員旅行」では、連休明けと言うこともあってどこも「ガラガラ」で時間を有意義に使って遊べてしまいます。長所と短所は、表裏一体。前向きに楽しんだら勝ちです! 昨日、私のモータスポーツの師匠(先生)が亡くなりました。まだ60前の若さで人望も厚く、まだまだ人生先があった方なのに残念です。モータスポーツ界では著名な方で、明日のお通夜、明後日のお葬式にはモータスポーツ界の重鎮が沢山いらっしゃることでしょう。私も式典の末席でご冥福をお祈りしたいと思います。近しい人が亡くなる度に、遺された思いを感じます。その思いが私に力を与えてくれます。6日に開催されるレーシングカートのレースでは是非勝ちたいと思いますが、現実はそれほど甘くないのは百も承知です。 最近痛ましい交通事故が多発し、とても残念に思います。連休中は運転がおぼつかない「サンデードライバーも多く、普段より危険です。連休後半~連休明けの交通安全には、くれぐれもご注意下さいませ」。 最近我が社では、「魚釣り部」の活動が盛んです。魚釣り部だけでなく、今年は「遊び」を強化しています。それは「しんどい」ことが多ければ、それに見合う「楽しさ」が必要だと思うからです。過密な勤務とそれに負けない遊びで、ゆっくり休む時間がありませんが、気持ちはとても充実しています。 調子に乗ってきた「逸品館魚釣り部」ですが、これから夏の間は活動休止に入ります。それは私が日焼けを嫌うことと(夏は日焼け止めが汗で流れて、効き目がなくなります)、熱さで釣った魚が傷みやすいからです。前半釣行は今月下旬の社員旅行で締めくくります。社員旅行では、社員の約半数が参加(完全自由参加です)して「筏釣り」を楽しむ予定です。前半最後の海上釣り堀釣行は、の模様はブログ(ただの自慢です)でご覧いただけます。https://blog.ippinkan.com/ 逸品館の大きなイベントの一つ、ハイエンドショウ東京2012春がいよいよ2週間先まで近づいてきました。機材の準備がほとんど整い、デモンストレーションプログラムを作ることができました。今年は、例年と違って「スタートの2時間」は「特別ご招待」となり「VIP... 続きを読む

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逸品館メルマガ245「オーディオの近未来を考える」

連休を控えて(突入しましたが)遠方からのお客様のご期待を裏切らないように、3号館のメイン試聴室の再調整を行いました。大きすぎてあまり試聴のお声がかからないTannoy Kingdom... 続きを読む

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逸品館メルマガ244「真空管による音の違いを確かめる」

Triode... 続きを読む

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逸品館メルマガ243「ハンドメイドの重要性」

この時期、大阪ではいよいよ桜の満開が近づいてきました。毎年不思議に思うのですが、そこの日当たりが良いのか?はたまたその木だけ気が早いのか?ずらりと桜が並んでいても、毎年一番早く満開になる木が決まっているのです。木に口があるのなら、どうしてなのか教えて欲しいです。 逸品館の釣りブログに掲載しておりますように、最近社員や友人と一緒に和歌山広川町にある海上釣り堀によく行っています。その道中、大阪から阪和自動車を利用して海上釣り堀のある広川ICに向かう途中、有田ICの手前(大阪側)にある長いトンネル出て有田ICを通過し、次のトンネルに入るまでの5~6kmの区間だけ気温が必ず「3~4℃」高いのです。山と山に囲まれた盆地という地形だけでは、これほどの気温差が説明できないので、地熱などの影響かな?と考えています。また、この特殊な環境が「日本一甘い有田町のミカン」を生み出しているのかな?と考えたりしています。 有田ミカンだけでなく、穀物や魚介類など食べ物は産地によって風味が違うことが広く知られています。しかし、工業製品は全般的に産地によって性能に違いがあるとは考えられていません。メーカーもそのような品質のばらつきが起きないよう品質管理には十分な配慮を行っているので当然のことです。 この当然がオーディオ機器には当てはまりません。同じメーカーの同じ型番のIC(集積回路で作られたパーツ)でも製造ロットによって微妙に音が違いますし、基盤や抵抗、トランジスターやキャパシタなどオーディオに使われるパーツのほとんどが「産地=製造工場」の影響を大きく受けます。 このパーツによる音の違いが広く知られているのが真空管です。同じ規格の真空管でもメーカーや製造年(ロット)が違えば、音がまるっきり違います。最近、中国から精密な300Bの復刻球が発売されました。その音質を88年製のオリジナルのWestern... 続きを読む

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逸品館メルマガ242「再びオーディオの未来を考える」

来月初めからカートのレースシーズンが始まる関係から、一昨日、昨日とサーキットへ準備に行っておりました。ところがサーキットに行った翌日は、なぜか体がほてったり、下痢をしたり、けだるい感じがしたりと体調が芳しくない事が多いのです。疲れか風邪かなとも思ったのですが、花粉症の初期症状かも知れません。この時期花粉が多く、花粉症の方は大変だと思います。逸品館でも年々花粉症の社員が増えていますが、原因は花粉だけではなく大気汚染の影響も大きいと思います。花粉の多い時期は、空気の綺麗なところに行きたいですね! 最近、CDはなくなるのですか?音楽は、PC/ネットワークオーディオに変わって行くのですか?という質問を度々耳にします。答えは確実にYESです。同時にハイエンドオーディオ(オーディオ)はなくなってしまうのですか?と言う質問も耳にします。答えは、絶対にNoですが、その規模が今より大きくなるのか?小さくなるのか?は、まだわからないと感じています。その理由を説明します。 CDの発売でテープレコーダーはなくなりましたが、アナログレコードは残りました。レコードよりも便利なテープレコーダーが廃れ、不便なレコードが残ったのはなぜでしょう?私は1000枚以上のアナログレコードを所有しています。聴くことはほとんどないのですが、レコードが手元にあると安心します。 その最大の理由は「所有欲が満たされることにある」と考えています。私は古いタイプの人間なのかも知れませんが、図書館で本を借りると言うことをしません(最近は本を読むことが滅多にありませんが)、また電子ブックも利用しません。もし、読みたい小説があれば「本屋さんで買う」でしょう。鞄に入れた書籍の重さを感じ、表紙をめくるという「アナログ的行為」から私の読書は始まります。読み終えた本を書棚に入れ、時には読み返し色あせてゆく表紙を見ながら、過ぎ去った自分の時を省みます。そういう「自分と共に変わって行く存在感」が欲しいからです(単純に電子ブックは読みにくいと言うこともありますが)。 PCに取り込んだデーターや音源ファイルには、そういう「重さ」が感じられません。だから、本当に聞きたい音楽を「配信データーで入手する」ということに興味を持てないのです。これは、映画も同じです。見たい映画、見返したい映画は、かならずBD/DVDで購入します(映画はさすがにVTRテープで欲しいとは思いませんが)。 レコードを聴くときには、新品のレコードの封を切り、ライナーズノートに目を通し、注意深く針を落とす。一連の動作を通じて「音楽にフォーカスしてゆく」その感覚が好きです。オーディオや読書だけではなく、茶道や華道も「お茶を飲む」あるいは「花を生ける」という行為そのものだけではなく、準備段階から集中を高め気持ちをフォーカスするように作法が完成されています。 ゆったりとした「異質の時の流れそのものを楽しむ(慈しむ)」ことが趣味の味わいなのだと思います。もちろん若いときには、そういうことを面倒だと感じていたこともあります。しかし、年齢や経験を積んだ今では、自然にそれらを受け入れるようになり、楽しんでいます。 オーディオ界の重鎮「菅野沖彦さん」が、PC/ネットワークオーディオなどオーディオではないと断言されましたが、連綿と築き上げてきた「オーディオの作法」をすべて否定されるのですから当然だと思います。私も基本的には菅野さんの想いに強く共感しますが、もう少し広い視野を持って一人でも多くのお客様がよりよい音楽をよりよい音で聴くための(よりよい映画をよりよい画質音質で見られるための)お手伝いを精一杯させて頂きたいという観点から、PC/ネットワークオーディオの楽しみ方を否定しません。 果たして、オーディオの未来はどうなってゆくのでしょうか?ネットからダウンロードした音楽を聞くだけがオーディオに残される楽しみ方ならば、ハイエンドオーディオの未来は縮小すると思います。高級家具や調度品がその形を変えないように、高級品には「趣」や「存在感」が必要だと思います。機器だけではなく「音源/ディスク」にも高級感や存在感が必要だと思います。未来にどのような形で「音源」が残るのか?それがオーディオの未来を形を決めるはずです。 ... 続きを読む

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