A&V village(エーアンドヴィ ビレッジ) 80号「音楽を「聴く」ということ」

前号では、主に録音という「ハード面=機器側」からの問題点を取りあげ、「音の精度や純度を高めれば=音楽の再現性がより高まるという考え方はオーディオに通用しない」という自説を展開いたしました。今号では、「ソフト面=人間側」からみても同じ結果になるという私の考え方を説明いたします。
まず、音楽を聴く(音を聞くのではないことに注意)ということがどういう事なのか?私は、次のように考えます。「静けさや 岩に滲み入る 蝉の声」という有名な芭蕉の句があります。この句で芭蕉が表現したかったのは「静けさ」です。その「静けさ」をより「深く表現する」あるいは「的確に伝える」ために、あえて「無音」ではなく、正反対とも言えるうるさい「蝉の声」を使っているのがこの句の「真髄」ですが、この句から「芭蕉が意図した静けさ=芭蕉が表現、伝えようとした風景」を「読み取る、感じ取る」ためには「蝉の声」と蝉が鳴いている「日本の夏の風景」を知らねばなりません。もし、あなたが「蝉」を知らなければ、この句は意味をなさないでしょうし、さらに言うなら「岩に滲み入る 蝉の声」という文章の「深さを想像」できなければ、やはりこの句の「本当の良さ」は伝わりません。
分析を進めましょう。 続きを読む

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逸品館メルマガ009「音量の重要性について」

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逸品館メルマガ008「身体感覚を大切にしよう」

梅雨入りした途端に雨が多くなりましたが、皆様いかがお過ごしでいらっしゃいますか?雨が降ると出かけるのが億劫になります。梅雨が明けると、今度は暑さが厳しくなって、やはりエアコンの効いた室内で過ごすことが多くなります。 こんなときパソコンは便利です。探し物には最高です。どんな商品があるのか?どこに行けば手にはいるのか?どこが安いのか?歩いて探す必要はなく、全国の情報を、時には全世界の情報を一瞬にして検索することが出来ます。 そういえば「グーグルで衛星写真が見られる地図検索サービス(他のサイトでも多くなってきました)」がちょっと前から始まっているのをご存じですか? この機能を使えば、世界各国の「街のようす」や「砂漠がどれだけ広いのか?」すぐに見ることが出来ます。雨で出かけたくない気分の時でも、この衛星写真を見るだけで「世界旅行した気分」になってしまうほど、興味深い情報提供のあり方だと思います。 こんなに便利に「私たちのあきれるほど貪欲な好奇心」を満たしてくれるインターネットですが、それに頼りすぎると大きな弊害がもたらされます。代表的な弊害は、「細かい情報(情報の背後関係)が見えなくなる」ということと「身体感覚が失われる」ということではないのだろうかと考えています。 例えば、私たちは近くへ行くときは「歩いて」行きます。少し遠いところなら「自転車」もっと遠いところへは「自動車」や「電車」、そして「飛行機」と距離に応じて「移動速度の速い交通機関」を使います。これらの交通機関も人間の「移動距離=情報収集能力」を飛躍的にアップさせました。でも、いつもは「自転車」で通り過ぎる道を「歩いて」見たらどうでしょう?こんなところに「こんな建物があったんだ」とか「アスファルトに埋まっている小石」とか「道ばたに生えている雑草とか」普段は見落としているものが沢山あることに気づくでしょう。それから、風の温度や空気のにおい・・・。自転車で通り過ぎるときとは「比較にならないほど様々な情報」が「身体器官=5感」を通じて体に流れ込むのが感じられるはずです。 私たちがインターネットを手に入れたのは、ここ10年ほどのことです。自転車や車だって100年前はありませんでした。それ以前の主な移動手段は「自分で歩くこと」でしかなく、情報収集方法も「5感」に頼る以外はなかったのです。 自分の足で歩き、自分の5感を通じて「知る」こと。それが私たち人類の本来あるべき姿です。ここ100年の科学技術や産業の進歩により、私たちの生活は一変しました。でも、私たちの「体」は、ほとんど何も変わっていません。そんな早いサイクルで「人間という種が進化」することはありません。 私は車を好きだと以前のメルマガに書いたことがありますが、年間16戦中で15戦の勝ち星を挙げた「マクラーレンF1」を設計したゴードン・マーレイという天才エンジニアが「設計にはCADを使わず製図台で手書きで図面を引く」とカー・グラフィックに書いていたのも印象的でした。私も同感です。デザインや文章を考えるときどうしてもパソコンに頼ってしまいますが、そうすると「発想がパソコンの機能向きに限定」されてしまうのです。パソコンでやりにくいような「連続に変化する曲線」などの「アナログ的な表現」が消えて「デジタル的な表現」が中心になります。創造力や発想も「デジタル的」になってしまい「人間的なぬくもり」が消えてしまいます。 だから、雨が降ったときも、暑いときも、たまには外に出て「自分の脚」で歩いてみませんか?きっと今までとは違う発見に出会えるはずです。きっと今までよりも心に響く何かが見つかるはずです。人間が人間らしい心であるために、自分自身が人間らしくあるために、時には「技術の力から離れてみる」とことはすごく大切だと思うのです。 ... 続きを読む

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ホームシアターファイル 36号「今後は、フルスペック・ハイビジョンが高画質の主流になる」

衛星デジタル放送や地上波もデジタル放送が本格的に普及を開始し、私たちが見る画像は「ハイビジョン」が多くなっています。「ハイビジョン」には「きめ細やかさ」が異なるいくつかの種類(規格)がありますが、その最高画質は、「1080i」と決められています。この「1080i」を越える高画質規格としてNHKが「スーパーハイビジョン」の研究と実験を重ねていますが、「1080i」に比べ画面の縦方向のきめ細やかを一気に4倍(有効走査線が1035本から4320本)にアップしなければならず、現行の放送-受信システムとまったく異なるインフラが必要とされるので、実現にはまだまだ長い時間がかかります。つまり、これから10年以上にわたり「最高の画質」を実現する「1080i」にフルに対応するためには、最低でもプロジェクターやディスプレイの画素は「1920×1080画素=約207万画素」を越えなければなりません。しかし、現在販売されている「ハイビジョン」と呼称されるプロジェクターやディスプレイの多くは「100万画素程度」で「1080i」の高画質を完全には生かせません。そこで、「1080i」をそのまま表示できる「200万画素を越える」プロジェクターやディスプレイを「フルスペック・ハイビジョン」と呼び区別しています。これらの「フルスペック・ハイビジョン」対応製品が、今後の高画質製品の主流となります。ホームシアターで「高画質」をお考えなら、 続きを読む

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逸品館メルマガ007「時事問題を考える」

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