StereoSound(ステレオサウンド) 160号「Supreme emotion」

Esoteric、P-2S/D-3を覚えていらっしゃるだろうか?当時のEsotericの音は柔らかく、真空管アンプのような艶があったように思う。P-2Sに搭載されていたCD読み取り時のジッターを軽減するEsoteric伝統のVRDSメカニズムは、当時最も先進のデジタルプレーヤー専門メーカーのWADIAに認められWT-2000Sに搭載された。WADIAの音については、賛否両論あるだろうけれど、個人的には“PRO”と“SYSTEM 2000S“だけが好きでその他のモデルは、私には音が硬すぎた。WADIAにメカニズムを供給することで始まった、WADIAとの提携でEsotericのサウンドはどんどん硬くなっていったように思う。
それからしばらくして、アメリカの小規模オーディオメーカーの例に漏れず(ここ15年の間に隆盛を極め、その後消えていった小規模な高級オーディオメーカーは、ほとんどアメリカ。例えば、COUNTER-POINT、AUDIO-ALCHEMY、APOGEEなど)WADIAは、力を失った。しかし、Esoteric内部では、WADIAから受け継がれた技術志向の流れは止まらなかった。そして発売された究極のCDトランスポーター“P-0”でその流れは究極に達した。P-0は、確かに素晴らしい製品だったが残念ながらその音や外観、作動音が感じさせたのは、 続きを読む

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A&V village(エーアンドヴィ ビレッジ) 81号「いい音に個人差はない」

前号では、言葉はデジタル的に音はアナログ的にイメージ(心象)を伝え、さらに危険を知らせる「クラクションの音」を例にあげて音が与えるイメージは万国共通だと説明しました。今号では、もう少し掘り下げて「なぜ音が世界共通の言語であり得るのか?」その理由を「音」を「食べ物」に置き換えて考えてみましょう。
「塩辛い」という概念を言葉で伝えようとするなら、話し手と聞き手には「同一の言語に対する理解」が必要になりますが、言葉ではなく双方が実際に「同じ塩辛い食べ物」を口にしたとすればどうでしょう?「塩辛い」と言う概念は、言葉を介さず瞬時に理解(共有)できるはずです。このように「言語」ではなく「感覚」なら、学習(言葉を覚える)の必要がなく、また人種や国籍にもかかわりなく理解(共有)できるのです。先ほど例にあげた「クラクション」という「音」が「味」と同じように人種や国籍にかかわりなく理解できるのは、「理」ではなく「感覚」に訴えるからです。人間の心象(心のイメージ)を「音」という「感覚」に置き換えるのが「音楽」です。だから「音楽」は「味」と同じように、人種や国籍にかかわりなく、また学習(音を覚える)の必要もなく伝わるのです。
モーツァルトを聞かせたお酒が商品化されているのをご存じですか?モーツァルトを 続きを読む

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逸品館メルマガ014「AIRBOW ユニバーサルプレーヤー新製品のご案内」

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ホームシアター(HOME THEATER) 35号「「感性」は「数字」では表せない。」

最近はあまり見かけませんが、少し前に「○億色の美しさ」というTVのキャッチコピーが多用されていたのをご存じですか?これはテレビやビデオなどのデジタル映像処理回路ICの量子化ビット数が増加すると表示できる色数が増えることをそのままキャッチコピーにしていたのです。少し詳しく説明しましょう。デジタル映像処理回路が「8Bit」なら、光の3原色の「R・G・B」各々が「2の8乗(8Bit)」の階調で表現されることを示します。つまり「量子化ビット数が8Bitの映像処理回路」は、理論上「2の8乗(256)」の「3乗(R・G・B)」=約1600万色が再現可能なのです。この回路を「10Bit処理」にすれば「2の10乗(1024)」の「3乗」=約10億色が再現できることになります。1600万と10億という二つの数字を比べれば、その差がすごく大きく感じます。ただし、これはあくまでも「計算上の理論的な色数」であって、増幅回路や電源回路、ディスプレイパネルの駆動回路などによって「実際に数字通りの色彩が得られる」訳ではありませんから、実際の見た目では、1600万色と10億色に差がなく感じられることもあります。
カタログの「数字」よりも大切なのは 続きを読む

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AudioAccessory(オーディオアクセサリー) 122号「Supreme emotion」

Supreme emotion 昨年9月にEsotericのUX1をベースにしたチューンナップモデル「AIRBOW UX1 Supreme emotion」を、今年の7月にUX3SEをベースにした「AIRBOW UX3SE Supreme emotion」を発売した。ベースモデルが高価なため、チューンナップモデルは当然さらに高価にならざるを得なかったが、それぞれの製品は「価格以上の価値がある」と確信している。
逸品館がAIRBOWのブランドで発売している、オリジナル製品やチューンナップモデルは雑誌などのメディアで紹介される機会が非常に少ないが、それは音質やアフターサービスに問題があるのではなく「文字では音質や画質が正確に伝わらない」と私が考えるからである。付け加えるなら、ボランティアではなく経済活動としてニュースを配信しているメディアが「商業な利益」と「ニュースの内容」を完全に切り離して「無色透明」にするが難しいとも思うからだ。そのプライドを金で売ったのか、最近は大新聞やTVにしたって「何らかの配慮」によってニュースの公平性をねじ曲げることがあるように感じる。誰が見てもわかるようなスポーツの判定ですら 続きを読む

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