投稿者「逸品館代表 清原裕介」のアーカイブ

逸品館メルマガ140「オーディオは素晴らしい!」

以前にもお話ししましたが、この仕事をしていると「人の動き」を肌で感じることがあります。街に活気がある日と、そうでない日。活気がある時間と、そうでない時間。それらがとても明確に感じられるのです。 給料やボーナスの翌日、あるいは特別な製品が発売された、など「明確な理由」があってお店が混み合うのは分かるのですが、何の前触れもなく突然堰を切ったように忙しくなることが度々あります。例えは適切でないかも知れませんが、海洋生物が潮の満ち干にピタリと合わせて行動を変えるように、お客様が申し合わせでもしているかのように、お店が満員になり、なぜか電話もジャンジャンかかるのです。こんな風にある時間を区切りに、ご来店とお電話が多くなり、途切れたりするのです。 限定された地域では天候の影響も考えられるのですが、通信販売を通じてそれが「全国的」なタイミングだと「そうでない」事がわかります。本当に不思議ですが、人間と自然環境には切り離せない深い繋がりがあるとしか思えない現象です。 さて、今回のメルマガの本題に入ります。携帯電話やインターネットなどの通信網が急速に発達したために、最近は仕事に猛烈なスピードが求められるようになっています。息つく暇もなく仕事をどんどん処理してゆかなければ、求められる情報のスピードに追いつかないのです。それは日本だけではなく、特にアジアで強い傾向のように思います。 この「忙しい傾向」が仕事に関してだけならあきらめるのですが、日常生活にまでその影響が及んだり、まして趣味の世界ですら「ゆとりがもてなくなる」のは、人間そのもののあり方にも関わる大きな問題だと思います。 私たちの一生は長くても70-80年と非常に短く、そして長いものです。その期間中「どれだけ生きている実感を持てたか?」それが、人生の実りです。しかし、あまりにも速いスピードですべてが流れ去ってしまうと「物事を経験した実感」が伴いません。例えば速い汽車に乗って窓から景色を眺めるよりも、各駅停車に乗ってゆっくりと時間をかけて旅をする方が「旅の味わい」はより深まります。いろんな事を一度に経験しなくても、ゆっくり経験することで「思い出」も深くなるのです。ゆったりとした船旅や寝台列車の旅行が「贅沢」とされるのは、「あえて無理に時間を使わない(時間の流れが緩やか)」故でしょう。 そういう「無駄を楽しむ」という行為を「金持ちの道楽」と言ってしまえばそれまでですが、お金をかけなくても「時間を楽しむ」ことはいくらでもできます。時間を楽しむために重要なことは「焦らないこと」、「イライラしないこと」です。せめて趣味の時間くらいは、日常の喧騒を忘れて過ごしたいものです。 話はオーディオに変わります。TAD-M600の試聴を皮切りに、これまでで最も速いスピードで書いてきた「新製品のリポート」もようやく一段落しそうです。その最後に登場してきたのが、「LS-3/5a 復刻モデル」です。UBS接続によるパソコンなど始めとする、最先端のサウンドばかり聞いていたので、余計にそう思うのかも知れないのですが、LS-3/5aの適度な「緩さ」に心が癒されます。 専用のスタンドを使って、適当に設置しているだけなのですが、まるでずっと前からそこにあったような、時間をかけてセットアップしたような音が最初から出ます。小さなスピーカーなので低音がそれほど出せる訳ではないのですが、不思議と低音不足を感じません。高域も適度にマイルドで、音楽を聞くための絶妙なそのバランスには唸らされるばかりです。ただし、ネットは外してはいけません。絶妙のバランスが損なわれ、普通のスピーカーになってしまいます。 この「LS-3/5a 復刻モデル」の正式名称は、Stirling... 続きを読む

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ホームシアター 48号「女性スタッフが接客いたします。」

現在、逸品館には20名を超える社員が在籍します。内8名は女性スタッフですが、内2名は店頭接客スタッフです。なぜ女性スタッフを接客に登用したのか?それは、女性の目から見たホームシアターを提案するためであり、男性にない女性の素晴らしい能力を生かすためです。例えば色彩。女性は男性よりもより細かく色を見分けられます。それは、赤ん坊の顔色の変化からいち早く体調をつかみ取るために神様から与えられた男性にない能力です。男性には見分けられない微妙な色彩の変化を女性は見分けられるのです。右脳と左脳を繋ぐ脳幹が男性より太い女性は、言葉や画像をまず左脳で解釈してから右脳に伝える男性と違い、言葉や画像を左脳と右脳の連携で捉えられるので、男性よりも直感力がはるかに優れています。そのため、カタログデーターや価格に左右されやすい男性スタッフより、女性はストレートに製品の本質を見抜きます。 価格や難しいうんちくを競えば、どこにも負けることはないと自負する逸品館の見方が偏りがちだとは思いませんが、逸品館に在籍する女性スタッフの意見を「ホームシアターのセカンドオピニオン」と捉え、その意見を取り入れることでより公平で良質なアドバイスができると考えています。また、最近増えてきたご夫婦やカップルでのご来店時にも、女性ならではの細やかな気配りがお客様の心を和ませるはずです。 そして私が望むことは、「男性の趣味」と考えられているホームシアターやオーディオを「女性にもっと身近に感じてもらいたい」ということです。ほとんどのホームシアター・オーディオ専門店は女性一人では訪れにくく、他のお客様から奇異な目で見られたり、居心地が良くないこともあると思います。ですが、女性スタッフが店舗に在籍している逸品館なら、女性一人でもお気軽にお立ち寄り頂き、女性スタッフのリードによって様々な製品を心ゆくまでお試し頂けます。 「映画」「音楽」それは男性だけのものではありません。そして、それを楽しむための「ホームシアター」「オーディオ」も男性だけの趣味ではありません。一人、あるいはみんなが集い、感動が生まれる場所に年齢や性別の壁は取り払うべきです。「使いやすい」「価格がやすい」「デザインが良い」そういうごく当たり前のことを逸品館は大切にしたいと考えています。 ... 続きを読む

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StereoSound(ステレオサウンド) 173号「夢見る力」

子供の頃、心は夢で溢れていましたか?大人になって現実を知り、夢は破れましたか?人は皆、未来を知りたがり、まるで未来を知る能力を与えられたかのようにそれを予想します。人が未来を知りたがるのは、自分が手に入れた「価値」が変わるのを恐れるからです。しかし、すべての物には絶対的な価値などなく、変化し続ける社会の中で価値観は相対的に変化を続けます。人には一瞬先の未来を知る力さえ備わらず、あきれるほど早く変化する「今」でさえ、それを知る術を持ちません。今日の常識が明日には通用しなくなる。それが、私たちの住む世界です。 ... 続きを読む

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AUDIO BASIC(オーディオベーシック) 53号「アップサンプリングによる音質改善」

2009年秋のハイエンドショウトウキョウでは、春に引き続き“アップサンプリングによる音質改善”をデモしました。アップサンプリングとは、CD(だけではありませんが)の音声デジタル領域でより細かなデーターに変換してからアナログ化する技術です。東芝が「普通のDVDがハイビジョン画質になるテレビ(HDDレコーダー)」を宣伝していましたが、考え方としては同じです。 アップサンプリングを行わないと高域がざらついたり、音が濁るなどの問題が起きることがありますから、CDに搭載されているDAコンバーターチップでもアップサンプリングを行います。CDをPCに取り込んでから、PC内部でアップサンプリングを行うと、CDをそのままCDで再生するよりも音が良くなるのです。 理由はいくつか考えられます。リアルタイムを要求されないPCでは、CDの読み込みで何度もやり直しできるので“データーエラー... 続きを読む

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ホームシアターファイル 55号「外観 or 中身」

もうすぐ年末の新製品発表ラッシュが始まります。今年はどんな商品が「当たり」でしょうか?プロジェクターは価格競争が一段落したので値下がりは期待できませんが、技術の熟成から地道で着実な画質の向上が期待できます。TVは価格競争がさらに激化し、高級品と普及品の部品の共通化が進んだ結果、高画質を謳っていない普及価格製品の中に優れた画質を持つモデルを見つけられることがあります。TVの価格は内容ではなく生産数で決まりますから、画質を価格で判断するのは早計です。 価格と性能が一致しないのは、プロジェクターやTVばかりではありません。デジタル家電は量産で驚くほど安くなります。高級品が高いのは生産数が少ないためで、外観はともかく普及品と大して違わない部品で組み立てられた結果、価格は高くても内容の伴わない「高級品」が溢れているように思います。いずれにしても、普及モデルと高級モデルの品質差は前よりも小さくなっていますから、シアター関連製品のご購入時には価格や宣伝(雑誌やマニアの噂を信じると痛い目に遭います)などで選ばず、実際に「納得するまで比較する」ことをお薦めします。 逸品館はそんなお客様の悩みを解決するため、お店が責任を持って商品を選ぶ「セレクトショップ」として20年前にスタートしました。インターネットの本格的な普及以前から自社でHPを立ち上げ、豊富な製品情報やお役に立つ使いこなしのテクニックをいち早く発信し、さらにどこより早く2000年からAVアンプの高音質化に取り組み、市販品の改良モデル(カスタマイズモデル)を逸品館オリジナルブランドAIRBOWとして発売しています。特に最近、前述したような理由から「メーカーの高級品の多くがベースモデルとパーツと外観だけしか違わなくなった結果」、外観を変えずに中身だけを大幅にグレードアップしているAIRBOW製品のコストパフォーマンスが高くなったように感じられます。 現在ラインナップされているシアター関連のAIRBOW製品は、同じ価格帯の2chピュアオーディオ製品の音質を確実に越えるほどの水準に達しています。その音質を他社のAVアンプやDVD(BD)プレーヤーと比較すると、誰もがその「圧倒的な違い」に驚きますが、中でもmarantz AV8003/MM8003をカスタマイズしたモデルは秀逸で、ベースモデルの優れた機能に加え、音質は200万円クラスまで含めた他社の追従を全く許しません。最新モデルのBD7004/Special・NR1501/Specialの音質は、他社の最高価格クラスのBDプレーヤ-、AVアンプに匹敵するほどに仕上がっています。AIRBOW製品の優れた音質と逸品館の音作りのノウハウをご覧頂くために参加したハイエンドショウトウキョウ2009では、AIRBOW製品を中心に専用ブースで3日間デモンストレーションを行い、音源出版のブースと人気を二分するほどの大盛況でした。 後悔しない製品をお探しなら、価格ばかりに気を取られず“実質的な性能”に厳しく目を向けて「本物の製品」を見つけて頂ければと思います。迷ったとき、わからなくなったときは、お気軽に逸品館にご相談下さいませ。きっとお力になれると思います。 ... 続きを読む

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