AudioAccessory(オーディオアクセサリー) 113号「熱い想いを伝えたい」

私は、接する人が「喜ぶ顔」を見られることが嬉しくてこの仕事を選びました。「オーディオ」は、「すこしでも良い音で音楽を聴こう」という目標に向けて「お客様の思い」と「自分の思い」をダイレクトに「結び合わせられる」数少ない職業の一つだからです。
私たちの仕事は、「オーディオ」を介して「演奏者」と「お客様」の「心を繋ぐ」こと。どんなに高いお金を払っても、「心が繋がらなければ」その機器には一銭の価値さえないと思うほどです。逆に、どんなに安くても「奏者の心がひしひしと伝わる装置」は、万金に値するでしょう。
人間は決して「お金で買える贅沢」で満足するのではありません。「経済」が与えてくれるのは、「生活の豊かさ」であって「心の豊かさ」ではありません。「心の豊かさ」は、お金では「売り買い」できないものです。だからこそ、私は「オーディオ」の販売を通じて「本当の豊かさ」をお客様に届けたいと強く願うのです。
かつて自分がそうであったように、「一つの音楽」・「一つのフレーズ」が「心の琴線」に触れ、 続きを読む

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A&V village(エーアンドヴィ ビレッジ) 67号「閉ざされた時間・開かれた時間」

「人はパンのみにて生きるものにあらず」キリスト教の信者でなくとも一度くらいはこの言葉を耳にしたことはあるはずだ。それは、「生きるためには無駄も必要である」という意味なのだろうが、「趣味」という「無駄」は時として人生をとても豊かにしてくれる。
「趣味の世界」では、生きるために必要な「必然性というプレッシャー」から解き放たれているので、人は「夢見るかのごとく柔軟に物事を考え」イメージの世界で遊ぶことが許される。例えば「オーディオ」と言う「趣味の世界」で間違いやミスを犯しても、給料は下がらないし、強く叱責されることもない。実害があるとすれば、お小遣いがちょっと減って懐が寂しくなる位のものである。逆に言うと「それくらいの実害で収まる程度」こそ「趣味」と呼べるのであって、人生の大半の時間や稼ぎをそれに突っ込むのは、もはや完全に行き過ぎであるし、周囲を気にしたり、あるいはないがしろにしながらでなければ、趣味を楽しめないという状態も、はっきり言って「異常事態」だと私には思える。
人間は「イメージの世界に生きる動物」である。実世界に生きているようで、実はそうではない。世の中の大半の事柄なんて「考え方次第」で180度変化する。「難しい局面」に遭遇したとき、 続きを読む

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AudioAccessory(オーディオアクセサリー) 112号「ピュア・オーディオとは?」

ピュア・オーディオが斜陽になっている。オーディオマニアのイメージがジメジメして、しかも理屈っぽい「根暗系オタク」の代表になりつつある。ピュア・オーディオをより深く音楽を聴く手段とする「正統派オーディオファン」のお客様の心情を察すれば、この状況は断腸の思いに絶えない。
オーディオを堕落させた一番の原因は「軽薄なオーディオの論評」であり「メーカーの販売戦略と深く結びついた業界の薄っぺらな見識にあるのは間違いなく、インターネットに巣食う「えせ評論家気取りのマニア」がそのばかげた風潮を増長させ「音楽ファン」を更に遠ざけているのは想像に難くない。
機器を買い換えたり、オーディオアクセサリーを利用すれば、確かに「音は変わる」。しかし、オーディオの目的は「音を買える」ことではなく、「音楽をより良く(深く)再現する」ことだ。だからこそ「論理」ではなく「感覚」で音を聴かねばならない。音楽を楽しめるか否か?音楽が感動的に聴こえるか否か?それが第一の判断基準であり、高域がどうとか、低域がどうとか、あるいはテクノロジーがどうとか・・・ 続きを読む

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A&V village(エーアンドヴィ ビレッジ) 66号「趣味としてのオーディオ」

「五味康祐」という「オーディオ読本の著者」をご存じだろうか? 作家であり、人相学者であり、日本一と言われたオーディオフリークだった。彼がオーディオについて書き記した著書を読むと、たぶん「趣味としてのオーディオ」がすべて分かる。それはすでに30年以上前に書かれたものだが、彼の言う「オーディオとのつきあい方」は現代にも全く問題なく通用するのみならず、今のオーディオ業界が失いつつある「一番大切なもの」を痛烈に思い起こさせてくれる。
過去にオーディオファンは「対価を支払って価値を手に入れる」潔さを知り、メーカは「ファンの期待を裏切らない機器」の製作に全力を尽くした。顧客とメーカーは、互いに「切磋琢磨」し、ついにはオーディオを「至高」という名がふさわしいほど素晴らしい趣味に育て上げた。名機と呼ばれるオーディオ製品は、ある意味で書画骨董のような「美術品」に通じる美しいオーラを身に纏い「芸術品」と同等の価値が認められるほどの高みに上り詰めた。
今のオーディオ機器に「オーラ」はあるか?求めるものに向かってまっすぐに進む心意気。負けを負けと認め、再び立ち上がる潔さ。簡単に手に入らない、簡単に真似ることの出来ない「ある種の困難さ」が「存在の価値観」を高める。そして、 続きを読む

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STEP5 ゴール

オーディオのゴール 安価な機械から「驚くほどよい音」を出せる人もいれば、高価な機械から「つまらない音」しか出せない人もいる。高価なシステムを聴いても、全く感動しない人もいれば、ラジカセから流れる音楽に涙する人もいる。オーディオから「出せる音質」のすばらしさ、オーディオから「受けとれる感動」の大きさは「価格」に比例するのではなく「人の感性の豊かさ」と比例する。 「音楽」を聴きたいのなら「コンサート」に行けばよい。「音楽」を演奏したいなら「楽器を習え」ばよい。しかし、それは誰にでもできることではない。「オーディオ」は、音楽を演奏できない人の「音楽の表現手段」であり、音楽を演奏できなくても「奏者と同じように音楽に携わることを可能にする」素晴らしい「道具」なのだ。 「人の感性」は、「金」では買えない。一朝一夕にも磨かれない。水のしずくが岩に穴を穿つように「長い時間」続ける気力と努力のみが「感性」を熟成する。 「オーディオ」は難しく「無駄」も多いが、その「難しさ」や「回り道」が「あなたの感性」を磨く。 「オーディオ」を通じ「音」や「音楽」を考えること。「音」や「音楽」を「媒介」として「多くの人と交流」することが「あなたの感性」を磨く。 様々な機器を試し、様々なセッティングに挑戦することが「あなたの感性」を磨く。「近道」はない。... 続きを読む

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